江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。各ゼミの指導教員は卒業論文のうち優秀な論文を優秀論文として推薦します。優秀論文発表会では、優秀論文を執筆した学生がプレゼンテーションを行い、最も優秀な論文が選考されます。

2018年度 優秀論文

最優秀論文 花田 諒太さん(小田原由佳ゼミ)
「大手スーパーマーケット会社の経営戦略の違い」


<論文概要>
戦後順調に市場規模を拡大し続けてきたス―パ業界ですが、近年では利便性やサービスの質が高くなってきたにもかかわらず、売り上げが伸び悩んでいる状況にあります。
本論文は、スーパー業界の中で特に食品スーパーに焦点をあて、業界の現状、課題および対策について考察を深めようとしたものです。まずスーパー誕生の歴史的背景、業界の市場規模、シェアについて調査分析を実施しました。次に、業界上位2社の経営戦略の特徴を把握し、財務状況を比較分析することで、今後の方向性含め結論を導き出しています。

<選考のポイント>
本論文は、売り上げが低迷しているスーパー業界=特に食品スーパー業界にスポットをあて上位2社の経営戦略と財務状況を比較分析を行うことで、スーパーの今後の課題とあり方を考察した秀作です。財務諸表を緻密に分析し適切な課題抽出アプローチによって結論の妥当性を担保しています。知識学習型の論文として、時間をかけ真摯に取り組んだ本人の努力と類稀な分析力を評価し、最優秀卒業論文として選びました。