大学紹介
社会貢献

産官学連携

流山市との連携

(1)千葉県流山市と学校法人江戸川学園との相互協力協定

流山市と本学の間では、これまで学科・教員個人レベルでの連携・協力が行われてきましたが、2007年8月にこれまでの実績を踏まえ、さらに相互協力を推進するために流山市と本学園との間で、教育、文化、学術等の分野で協力を行う「千葉県流山市と学校法人江戸川学園との相互協力協定」を締結しました。

(2)江戸川大学と流山市が災害応援協定を締結

江戸川大学と流山市は2020年2月に「災害時における避難所等の施設利用に関する協定書」を取り交わし、協定を締結しました。これまでも江戸川大学は、流山市の指定避難所・指定避難場所に指定されていましたが、今回改めて第二体育館やサブグラウンドなどの施設利用を盛り込み、協定を結んだものです。

(3)「流山グリーンチェーン戦略」の調査協力

社会学部現代社会学科では、流山市が実施している「流山グリーンチェーン戦略」によるヒートアイランド抑制等の熱環境改善効果の調査及び検討を平成18年4月から平成28年3月までの10年間実施しました。同戦略は、駅周辺の開発の中でいったん失われた緑を回復させようとする試みで、緑の価値作りの取り組みを支援し、その取り組みを連鎖させることで、緑=樹林帯をつなぐことで森林の効果を拡大しようというものです。
調査は、熱環境改善効果を検証するために必要な基礎データを現地観測により取得するところから始まりました。現地観測は、熱環境改善モデル地区を設定し地区を代表する定点において気温を連続観測するとともに、夏季の昼間において気温の水平分布パターンの時間的変化を把握する、というものです。定点観測は気温を連続して測定するもので、対象区域の新市街地地区及びその周辺地域における観測点で、設置機器により10分間に1回の間隔で測定しました。集中観測は気温の水平分布をみるもので、夏季の昼間に、対象区域のつくばエクスプレス沿線整備区域内を、自転車及び徒歩で、測定1回につき1時間の移動観測を2回行いました。
観測用器材の購入、管理、配置から観測実施に至るまで、実働部隊となったのは同学科の学生たちです。市の職員や市民ボランティアと協力して実施してきました。年1回、教員が、現地観測の結果をとりまとめ、グリーンチェーンによる具体的な熱環境改善効果について、気温の水平分布図、気温観測表、時間変化図など記載した報告書を作成・提出し、業務を終えました。

(4)流山市「子育て支援員研修事業」の受託

「子育て支援員研修」とは、子育て支援分野の各事業に従事する者が必要な知識や技能等を習得するための研修で、国の実施要綱に基づくカリキュラムで実施されます。主にこどもコミュニケーション学科の教員が講師となって運営しています。

(5)流山市広報協力員会議

メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科の教員と学生たちは『広報ながれやま』の広報協力員として、年3回程度の意見交換会に出席し、紙面に関する感想や意見、提言を寄せてきました。現在も継続して協力員として参加しています。

千葉県流山市発行 『広報ながれやま』の制作にマスコミ学科の学生が協力

千葉県との連携

(1)「千葉県男女共同参画推進会議」への加入

千葉県が主催する「千葉県男女共同参画推進会議」に加入し、その教育部会に大学側委員として出席して、千葉県が推進する男女共同参画の自主的な取り組みの推進に協力しています。

(2)生物多様性に関する協定の締結

平成20(2008)年12月に千葉県と締結した生物多様性に関する協定に基づき、平成22(2010)年度においても、千葉県から生物多様性委託調査を受託し、「都市化が生物多様性に及ぼす影響に関する研究」を実施しています。

その他

(1)インターンシップの実施

学生の就職意識の向上、地元自治体、企業との交流・連携を図るため、科目「インターンシップ」を設定し、実施しています。

<主な受入れ先>
流山市役所、柏市役所、習志野市役所、取手市役所、株式会社千葉ロッテマリーンズ、株式会社文化放送、株式会社読売新聞社東京本社、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ、日本コロムビア株式会社、株式会社LDH JAPAN、株式会社東京ドーム、株式会社千葉銀行、株式会社京葉銀行、株式会社中央経済社 など

(2)キャリアデザイン講座の開設

企業から社員を講師として派遣してもらい、幅広いジャンルの事例に接しつつ、リアルタイムの業界事情を学びながら自分のキャリア設計を考える「キャリアデザイン・総合Ⅰ・Ⅱ(各2単位)」科目を開設しています。