社会学部
経営社会学科
スポーツとしての普及や教育分野での活用も期待されている「ゲーム」。エンターテインメントの枠を超えた新しいビジネスの可能性を探る。
大好きなゲームの、新しい魅力とおもしろさを発見しましょう。
ひとつのタイトルが市場に出るまでには、複数の企業と、多くの人たちが関わります。たとえば企画から制作、プロモーションまですべてに携わり、プロジェクトのマネジメントを担うゲームプロデューサー。制作の現場では、プログラマーやデザイナーなどで構成されるチームをゲームディレクターがまとめます。完成したゲームを多くの人たちに届けるには、広告・宣伝や物流を担う企業との連携も欠かせません(オンラインゲームの場合は、どんな企業が関係するでしょう?)。
さらにeスポーツイベントの開催や、映画・アニメ化、キャラクターグッズの制作など、ゲームを「知的財産」として活用するビジネスでは、コンテンツに関する著作権管理の専門家も重要な役割を担います。
本コースでは「ゲーム×経営」を切り口に、ゲーム業界のビジネスのしくみやゲームに関連する仕事について、経営(マネジメント)の視点から理解を深めます。授業では経営戦略やマーケティング、組織マネジメントなど、他分野でも活用できる経営学をベースに、ゲームに関連する産業の構造やビジネスモデルを広く学びます。さらに実習なども行いながら、将来のゲームビジネスを支える人材になれるよう、知識とスキル、論理的な思考と感性を身につけていきます。
ゲームビジネスの構造や、ゲームという「知的財産」を活用して利益を上げるしくみについて基礎を学んだら、リアルなビジネスの現場に触れ、さらに理解を深めましょう。ゲーム業界での豊かな経験を持つ実務家教員による授業が受けられることも、本コースの特長です。ゲーム関連企業で活躍しているプロデューサーや、業界の実態に詳しいゲーム雑誌編集者、eスポーツイベントの運営責任者などによる講義・指導は、将来へのモチベーションを刺激します。
eスポーツ、メタバース、XR、NFTなど、ゲームビジネスに関わる最新の動きやテクノロジーについての学びは、自分自身の研究テーマにもつながっています。
日本発のゲームが海外でも大きな人気を獲得したり、世界中のプレーヤーが参加するイベントが開催されたりと、グローバルに広がるゲームビジネスのフィールド。ゲームと経営学とを結びつけた学びは実社会との関連性が高く、実際のゲーム会社やゲームコンテンツに着目した研究を行うことができます。
※各学年・科目での学修内容は変更される場合があります。