アスリートとしての経験が、成長を支えるためのスキルに。

青木拓郎先生による「演習・実習」ではバスケットボールの指導方法をもとに、リーダーシップ・組織管理・人材育成など社会で求められる能力を養う。

スポーツを通して学ぶのは、人を、チームを強くするための知識とスキル。
さらに、社会人として求められる基礎力・教養を身につけます。


スポーツについて幅広い視点から理解を深め、その学びを自らのプレーや選手育成といったスポーツの現場ではもちろん、実社会で広く活用できる知識とスキルに発展させます。たとえば、これまで体験的・感覚的に身につけてきたコンディショニングやチームワークも、スポーツ心理学を学ぶことで科学的な知識として理解・共有し、パフォーマンスの向上に役立てることができます。また選手の個性や能力に合わせたコーチングへの理解は、一人ひとりの特性を生かしたサポートや人材育成など、スポーツ以外の場でも生かせるものに。スポーツ組織学の知識は、さまざまな組織でのリーダーシップやコミュニケーションに役立ちます。そして何より、スポーツを通じて培われる「人間力」は、周囲とのコミュニケーションを図りながら自らの能力を発揮する、社会人としての基礎力へとつながっています。

鈴木 秀生 先生
元Jリーガー(ジェフユナイテッド市原・千葉)。日本サッカー協会(JFA)公認S級コーチ。47FAチーフインストラクター。「演習・実習」では子どもへのコーチング方法などを指導。

青木 拓郎 先生
WJBLなどで監督・コーチを歴任、女子バスケットボール日本代表コーチを務めた。「スポーツコーチ学」では、選手の競技力と人間力を向上させる能力を養う。

伊藤 彬 先生
スポーツにおけるパフォーマンス向上・傷害予防を研究。北海道日本ハムファイターズでトレーナー、読売巨人軍でトレーナー、ストレングス&コンディショニングコーチを務めた。

仁志 敏久 先生
元プロ野球選手(読売巨人軍、横浜ベイスターズなど)。侍ジャパンのコーチやU-12監督を歴任し、2025年から埼玉西武ライオンズ野手チーフ兼打撃コーチ。筑波大学大学院修士課程修了。

Student Interview

データ分析を通して気づいた
チームと自分を強くする、多様な視点。


「演習・実習」のグループワークではバスケットボールのデータ分析を行いました。試合の勝敗要因などを考える取り組みでは、立場や見方によってデータの解
釈が異なることを実感。多様な視点の大切さに気づき、ミーティングでは「いろいろな意見を取り入れることで偏りなく自分やチームが成長できる」という考えを持てるようになりました。バスケ部の活動でも、自分の考えだけでなくチームメイトの意見に耳を傾け、活用していけるように工夫することができました。

スポーツの指導・コーチングについて
経験豊富な先生方から学んでいます。


「スポーツ心理学」では、アスリートの心の状態がプレーにどのような影響を与えるのかなど、部活動でも役立てられる内容を学ぶことができました。また「演習・実習」では、地域とクラブチームの結びつきや、スポンサーの役割など、スポーツビジネスやスポーツ振興について多面的に学び、日本におけるスポーツの価値やスポーツ文化について考えを深めています。多くの知識を身につけ、これからの成長のきっかけになるものを見つけたいと思っています。