心を科学する。
人間について知る。

心理学に関する基礎的な理論、調査・研究手法を身につけ、基礎心理学・社会心理学・発達心理学・臨床心理学などの研究分野から、人間の心への科学的なアプローチを学びます。3年次に、自分自身の興味・志向や卒業後の進路などから「公認心理師コース」「心理調査・実験コース」「教養心理学コース」のいずれかを選択。実験や実習などを通して、人間・社会に関わる専門的な研究に取り組みます。
心理学を学ぶ姿勢として、意識しておきたいのは「人間の心や行動に興味関心を持つこと」。そして「科学性と客観性を重視し、ものごとを分析的・論理的に考えること」です。自らの興味関心を基点にしながらも、主観や思い込みを離れて探究する、科学としての心理学を楽しみましょう。

  • POINT
    1

    客観的事実に基づいて人間の
    心理に迫る、科学的アプローチ。

    理論を学ぶ講義のほか、専門の機器を使用した実験、統計解析ソフトによるデータ分析などを重ねて、「科学としての心理学」の基礎を着実に修得。
    臨床心理学などの応用分野にもつながる学びです。

  • POINT
    2

    実験とデータ分析の経験が育む、
    社会でも生かせるスキル。

    心理に関する専門知識に加えて英語力、コミュニケーション能力、パソコンによるデータ処理能力、そして計画書・報告書作成技術も磨かれます。

  • POINT
    3

    大学院への進学や
    国家資格も目指せる発展性のある
    カリキュラム。

    高度な研究や心理職(心理に関する専門職)に求められる心理学の知識を、基礎から応用まで幅広く獲得。
    国家資格「公認心理師」の受験資格にも対応したカリキュラムを設置しています。

資格免許
  • 【単位の修得などにより取得可能な資格】
    中学校教諭一種免許状(社会)/高等学校教諭一種免許状(公民)/学芸員/社会福祉主事(任用資格)/
    児童指導員(任用資格)/社会調査士/認定心理士/認定心理士(心理調査)/児童福祉司(任用資格)※/
    公認心理師※
    ※条件付で取得可能な資格

  • 【取得を推奨する資格】
    睡眠改善指導者(大学認定睡眠改善インストラクター)/心理学検定/マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)/ITパスポート試験/マルチメディア検定/CGクリエイター検定/Webデザイナー検定/ウェブデザイン技能検定/基本情報技術者試験/情報セキュリティマネジメント試験/応用情報技術者試験/実用英語技能検定/TOEIC®/実用フランス語技能検定/日本語検定

将来の進路
  • 【医療関連】カウンセラー 【福祉関連】社会福祉主事/児童相談員(児童福祉司)/児童指導員/児童自立支援専門員・児童生活支援員/社会福祉施設介護職員 【公務員】家庭裁判所調査官/保護観察官 【学校関連】中学校教師(社会)/高校教師(公民)/学校職員/塾講師 【卸・小売業、サービス業、情報通信業などの一般企業】総務/人事・労務/広報・宣伝/営業 など

人間心理学科のコース※1

  • 公認心理師コース(履修モデル)※2

    カウンセラーなどの心理職に就く人に求められる国家資格「公認心理師」の受験資格取得を目指す人向けの履修モデルです。大学における心理学をしっかりと学んだ上で、大学院への進学や心理学に関する専門施設での経験を積むなど、着実なステップアップを目指します。心理学の応用的・臨床的な内容も含んだ学びで、専門的な知識とスキルを磨きます。
    詳しくはこちら

  • 教養心理学コース(履修モデル)

    心とは何か。心理学は、社会においてどのように活用されているのか。広く、奥深い心理学の世界に触れ、興味を持った分野について学びを深めましょう。大学で心理学を学ぶ人に求められる標準的基礎知識とスキルを修得します。
    詳しくはこちら

  • 心理調査・実験コース(履修モデル)

    「教養心理学コース」の内容に加えて、心理学の専門家に求められる心理調査や心理実験を行うための知識と高度なスキルを身につけます。心理学の基礎から始め、関連する専門科目を着実に修めることで実践的な学びへと広げていきます。専門科目の選択(傾向)によって、①認知心理学 ②社会心理学 ③発達心理学 ④生理心理学 の各分野を設けています。
    詳しくはこちら

※1 コースとは、推奨する履修モデルに基づいて単位を修得する過程を意味します。

※2 公認心理師の受験資格対応科目のうち、3年次配当の心理演習、4年次配当の心理実習については、実習先確保などの状況によって、履修できる学生の人数に制限がありますので、成績による選抜によって履修できない場合があります。

人間心理学科の特徴

  • POINT
    1
    心のありさまを探る「科学」を学ぶ

    人間心理学科で学ぶ心理学の軸となるのは、実験・調査とデータ分析に基づいて心のありさまを探る「科学的なアプローチ」です。心理学の学修・研究に必要な知識とスキルを系統的に身につけ、自然科学的な思考法をもとに、人間の心と行動について論理的に考える能力を獲得します。

    学びのステップ
  • POINT
    2
    実験・研究のための環境が充実

    各種の心理学実験装置と実験室のほか、箱庭療法室など、臨床心理学の実践的学修に必要な設備も整備。また専門的な心理学研究でも使用される統計解析ソフト「SPSS」を全学生が利用できるほか、心理学・行動科学分野や生理学、脳科学、医学系の論文をオンラインで読むことができます。

    教育施設・設備
  • POINT
    3
    「本気」に応えるカリキュラム

    心理学の知識とスキルを着実に身につけるため、すべての学生が必ず学ぶ「必修科目」が、他大学と比べて多めに設定されています。決して楽なものではありませんが、本気で心理学を学びたい方の期待に応えることはもちろん、さらに興味を広げ、学びを深めることができるカリキュラムとなっています。

    カリキュラム
  • POINT
    4
    自分自身の研究テーマと出会える

    本学科に在籍する教員の専門領域は、実にさまざま。心理学の基礎分野となる実験心理学や社会心理学、発達心理学のほか、応用分野では臨床心理学、教育心理学も。さらに、心理学の周辺領域へと広がっています。心理学の世界で自らの研究テーマを発見し、真剣に研究する楽しさを味わいましょう。

    教員一覧
  • POINT
    5
    実社会で役立つ、考える力・伝える力

    実験・調査の後には、その結果や考察をまとめたレポートを作成します。実験データの分析を通してデータ処理能力や読解力が身につくほか、論文などの研究資料にあたる中で英語力も磨かれます。こうして培われるスキルと「筋道をたてて考えを深め、他者に伝える能力」は、実社会でも必ず役立つものです。

    卒業論文
  • POINT
    6
    検定・資格取得による客観的な評価

    心理学の基礎的な知識の修得を確認するため、「心理学検定」(日本心理学諸学会連合主催)への合格をひとつの指標にしています。また睡眠を研究分野とする学生については、睡眠に関する正しい環境と生活習慣をアドバイスする「睡眠改善インストラクター」資格の取得を推奨しています。

    資格取得支援制度