社会学部
経営社会学科
スモールビジネス開発に着手。(ファッションビジネスゼミ)商品の買い付け、値決め、ECサイトの組み立て、計数管理、プロモーションなどさまざまな運営業務に携わる。
いつも手元にあるスマホ、コミュニケーションに欠かせないアプリ、膨大な音楽が楽しめる配信サービス……私たちの生活に溶け込み、それまでの習慣を大転換させたアイテムやサービス。その始まりには、既存のビジネスのあり方にとらわれずにアイデアを広げ、新しい価値を生み出そうと挑戦したアントレプレナー(起業家)がいました。
アントレプレナーとは、斬新なアイデアや隠れたニーズの発見、テクノロジーへの理解を核にゼロから事業を立ち上げ、価値を創造し、社会に変化をもたらす存在です。経済成長の原動力として期待され、日本国内でも起業やスタートアップ企業への支援制度の整備が進んでいます。
ビジネスとして成長させるためには、顧客・提供価値・提供方法というビジネスモデルを設計し、その価値を社会に伝え、事業を通して社会にインパクトを与える方法を、戦略的に実行することも重要です。
本コースでは、アントレプレナーとして新たな事業を創生し成長させる力を養うため、理論と実践の両面から学びを深めます。
国内外の具体的な企業の取り組みを分析し多様なビジネスモデル(利益を生み出すしくみ)について理解を深めるほか、協力企業から示された課題を解決する事業計画立案に挑戦するなど、実社会とも関連させたアプローチが特長です。
「起業」とは、新しい事業を起こすこと。独立し会社を設立することとイコールではありません。ですから、企業の一員として新規事業を立ち上げ、価値創造・向上の原動力になる人材もまた、アントレプレナーなのです。
起業論
身近なIT企業などの事例研究を通して、起業家たちがどのようにイノベーションを引き起こし新たな市場をつくり出したのかを学び、起業の魅力と意義について理解を深めます。学外からゲスト講師を招き、起業や新規事業開発の実際を知る機会も。資金調達の方法や支援制度についても触れながら、起業のプロセスを学修し、実践につなげます。スモールビジネス論
スタートアップ企業での事業構築を想定したグループワークに挑戦!マーケティングやビジネスモデルについての理論的な学びを発展させて、協力企業から示された課題の解決に取り組みます。情報収集・分析、アイデアの共有・ブラッシュアップを繰り返して事業計画策定を進め、企業課題・社会課題の解決に向けたビジネスの構築プロセスを学びます。山田 洋介 先生
大日本印刷でメディア事業開発に携わる。2000年には社内ベンチャー制度を利用し、普及し始めた携帯電話向けのインターネットメディア事業を開発。後に子会社化し、年商2億円の事業に成長させた。以降、メディア・コンテンツ領域における経験を生かし、雑誌ビジネスのDX、出版事業領域の新規事業創出に取り組み、「ファンコミュニテイ」を軸にした事業開発を手掛ける。経営管理修士(専門職)。