メディアコミュニケーション学部
マス・コミュニケーション学科
マス・コミュニケーション学科 特任教授
人文学修士
平成2年4月江戸川大学開学時に社会学部マス・コミュニケーション学科専任講師として就任し、助教授を経て、現在メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科特任教授。学部長、学生部長、海外研修委員長他を経て、平成28年4月より国際交流センター長。
風土とは我々人間を取り巻く環境としての自然を指します。風土は私たちの人格形成や思考に影響を与え、その地域の文化形成や芸術の生成に深いつながりを持っているのです。日本文学風土学では、ある地域の風土がその地に生まれた(または住んだ)作家にどのような影響を与え、その結果どのような作品が成立したかを、また地域研究ではニュージーランドという国の風土がニュージーランドの文化形成にどのような影響を及ぼしたかを研究します。
専門知識ももちろん重要ですが、日常生活を送る中で「これはなぜ?」「これはなんだろう?」と、身の回りの出来事に興味を持って接し物事をみることが大切です。
わが国における文学の発生と風土および民俗との関わりの本質を研究しています。風土は作家の人格形成・思考等の面にも多大な影響を与え、文学の生成に根源的な関わりを持っています。日本の文学はその風土と深いつながりを持ち続けていることを踏まえ、現在、文学の発生と風土・文化・歴史との関わりの本質を実証的に調査研究しています。また、江戸川大学の履修科目「ニュージーランド海外研修」の引率教員として毎年夏にニュージーランドを訪問することから、ニュージーランドの文化・歴史・風土を背景としたニュージーランド研究を行っています。
現在は2つの研究を中心に研究活動をしています。
・島崎藤村の文学と風土との関係に関する研究(例えば、島崎藤村作品には『千曲川のスケッチ』『海へ』など「水」に関係する作品が多いのはなぜか? という研究)
・ニュージーランドの風土と文化形成との関係に関する研究(例えば、かつて英国植民地であったニュージーランドの国技は、なぜサッカーではなくラグビーになったのか? という研究)
アジア・オセアニアの文化、ニュージーランドスカラーシップ、文学基礎論I・II、取材学、マスコミ総合科目B・C、異文化理解研修、語学研修(オセアニア)、語学研修(欧米)、専門ゼミナール、卒業研究