メディアコミュニケーション学部
マス・コミュニケーション学科
5月開催「流山グリーンフェスティバル」では、「エド・アド」が階段アートの制作、関連企画を実施。階段アートの制作準備には、井上一郎先生の「演習・実習」履修生も参画。
Webサイトに表示される広告、テレビCM、新商品を紹介するイベントやキャンペーン、あるいはSNSでのプロモーションも。企業はさまざまな手法でメッセージを発信し、顧客(消費者)との関係(コミュニケーション)を築こうとしています。また社会の課題・問題を多くの人に知らせ理解を助けるためにも、多様な手法・媒体が活用されます。こうした例から、「コミュニケーション戦略」の目的が製品認知の拡大(商品やサービスなどについて広く知ってもらうこと)だけでなく企業価値の向上、そして社会課題の解決まで、多岐にわたっていることが見えてきます。
本コースでは、こうしたコミュニケーション戦略を業務(ビジネス)として担う「コミュニケーションビジネス」について学び、関連する知識とスキルを身につけていきます。マーケティングや広告、広報・PRの基本を学んだ上で、さまざまな課題をコミュニケーションの力で解決するために必要な分析力とアイデア開発法を修得。またコミュニケーションがビジネスにおいてどのように利用されているのかを、実例をもとに学びます。学外での活動に参加する機会もあり、広告、広報、イベントといった手法について、理論と実践の両面から学ぶことができます。
必修科目 | 指定科目 | 選択科目 |
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マスコミ学応用 アカデミック・スキル演習ⅠA・ⅠB アカデミック・スキル演習IIA・IIB プレ・キャリアゼミナール 専門ゼミナール キャリアゼミナール 卒業研究 |
メディアリテラシー メディア史 取材学 人工知能概論Ⅰ・II 時事問題Ⅰ・II メディアの法と倫理 |
情報活用論応用 情報社会とメディア メディア産業論Ⅰ・II マーケティング論 広告論 広報・PR論 イベント論 マーケティング戦略論 広告メディア論 広報・PR戦略論 イベント基礎演習 消費者行動論 広告表現論 ブランド論 企画プレゼンテーション論 |
井上一郎先生が担当するゼミでは、学生ならではの視点をいかし、「ステルスマーケティング」被害の防止に向けた啓発マンガの編集校正に参画しました。マンガはコミックマーケット社のマンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」で公開されています。
出典:3分でわかるステマ防止マニュアル supported by WOMJ
井上一郎先生が担当するゼミでは、全世界の広告作品やイベント企画などを対象とするコンクール「MAD STARS」の大学生部門に参加しています。
2021年には「カーボンニュートラルを実現するためのキャンペーンアイデア」という課題に、電車広告の全面ジャックで、このまま地球温暖化が進んだと仮定した西暦2100年の水位や気温の上昇、絶滅危惧動物について伝え、若者への理解を促す「2100Train」を企画し、すぐれたアイデアとして評価され、スペシャル賞を受賞しました。
Student Voice
コミュニケーションビジネスに関する学びを深めていくにつれ、さまざまなメディアとコンテンツに対して、発信者側の意図を探るようになりました。テレビCMを見ていても、出演者やキャッチコピー、演出などから、どんな人たちをターゲットにしているのか、企業の伝えたいことは何なのかと考えています。現在は仮説を立て、客観的なデータを集めて分析・検証していくというプロセスへの興味が強くなっているので、データ活用の分野もさらに学んでいきたいと考えています。