神田 洋

マス・コミュニケーション学科 教授

通信社の記者として日本と米国で25年間、主にスポーツ、中でも野球を取材してきました。2017年より本学の教員です。
スポーツは医療や法律などと違い、絶対に必要なものとは言えません。プレーするのも観戦も好きでなくとも、幸せな生活を営んでいる人はいます。ただスポーツを通して見えるものが少なくないのも事実です。
記者として仕事を続ける中で、スポーツという一つの窓から自分が知らなかった社会のさまざまな側面を見ました。学生の皆さんに少しでもそういった経験をしていただき、私も同じ窓から広い世界をのぞくことができればうれしいです。
無謀な仮説や突飛な質問は大歓迎です。刺激をください。

研究分野:社会学
専門分野:スポーツジャーナリズム、スポーツ史


スポーツがジャーナリズムの手法を変えたり、逆に報道の影響でスポーツの在り方が変わったりすることがあります。スポーツとジャーナリズムの関係について主に歴史をたどりながら考えます。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


スポーツに関心があれば、知りたいことが次々と出てくると思います。疑問を放置せずに取材すれば、話は大きく展開します。その物語を人に伝えることができれば、あなたもジャーナリストです。
プレーを文章でどう表現するか。エンターテイナーとしての手腕も問われます。スポーツを通じて学ぶ基本的な表現法や取材法は、記者に限らずどのような仕事に就いても役立つはずです。

研究テーマ


スポーツ報道に表れる時代や地域による変容を検証することです。米大リーグにおける薬物使用などを対象としています。また米国が1940年代に占領地の日本へ向けて国策として流した野球記事についても研究しています。

担当科目


スポーツジャーナリズム論I・II、スポーツ・ライター キャスター論I・II、マス・コミュニケーション演習I・II、マス・コミュニケーション実習I・II、マスコミ総合科目I・II

趣味


スポーツ観戦や旅や読書という好きなものが仕事と強く結びついてしまい、何を趣味と言ったらいいか分からなくなりました。釣りは好きです。フライフィッシングを極めたい。