林 香織

マス・コミュニケーション学科 教授
修士(コミュニケーション学)

着任して17年目になります。本学マス・コミュニケーション学科を卒業した後、東京経済大学大学院でコミュニケーション学を学びました。メディアとは社会にとってどのようなものであるか、解明しようと研究しています。

研究分野:社会学
専門分野:コミュニケーション・情報・メディア


現代社会のコミュニケーションはメディア抜きには考えられないため、人と社会の関わりを、「メディア」や、そこでやりとりされる「情報」に着目して考えていこうとする学問です。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


「送り手」になりたい人には、どうしたら的確に情報を伝えることができるか、を知るために必要な学問領域でしょう。また、日常生活上の「なんとなく」を、理論的に説明する訓練ができるところも、「メディア」という身近な存在を切り口にしている学問ならではといえます。

研究テーマ


メディアが社会に与える影響について
1.人がどのようにメディアを使っているのか、実態の把握。
2.人は何のためにメディアを利用し、メディアのメッセージをどのように解釈しているのかの分析。
3.メディアがどのように普及していくのか、その過程の把握。
上記を、社会調査(インタビューや質問紙など)を用いて分析し、実態を明らかにする研究に携わっています。

最近の研究活動


1.観光情報の類別
ここ数年継続しているのは、オープンガーデンに着目した研究です。千葉県流山市、北海道恵庭市、長野県小布施町のオープンガーデンを中心に、オーナーや主催者と訪問者がどのようなメディアでつながっているのか、どのような交流をしているのかを研究しています。特に訪問者にとって、適切な情報は何かを明らかにしていくことが目的です。

2.地域コミュニティの活性化にメディアが果たす役割
地域には色々な年代、職業、家族構成の人が集まって住んでいます。自分が住む環境について理解し、そして地域に愛着を持って、楽しく暮らしていくための方法を「メディア利用」の視点から考えています。具体的には、地域に住む高齢者と、学童保育に通う子どもとその保護者がSNSで交流できる仕組みを作れないか、といった研究です。

担当科目


コミュニケーション学概論、メディア史、メディアの法と倫理、広告メディア論、マス・コミュニケーション演習A、マス・コミュニケーション実習A、マスコミ総合科目A・B・C、専門ゼミナール、卒業研究

趣味


一番好きなのは旅行をすること。ディズニーランドも大好きなので、世界中のディズニーランドに行けるよう、日々計画を練っています。クラシック音楽を聴くのも趣味の一つですが、バイオリンを習い始めました。聴くのと演奏するのは大違い……とても難しい楽器ですが、地道に頑張っています。