メディアコミュニケーション学部
マス・コミュニケーション学科
マス・コミュニケーション学科 教授
フリーの放送作家、お笑い評論家を経て現職に。アイドル評論家、大衆芸能史研究家でもある。笑いと健康学会理事。前・日本喜劇人協会理事。「お笑い」「演芸」「喜劇」「アイドル」などについての新聞・雑誌への執筆やTV・ラジオへの出演多数。浅草芸能関係の劇場パンフやチラシ類などの資料収集と分析もしている。著書に『ニッポンの爆笑王100』など。
芸術学の研究対象は様々です。美術作品や演劇、オペラ、バレエなどの舞台芸術に加え、「お笑い・演芸」「アイドル」「コンサート」といった現代の舞台芸術、メディア芸術も研究対象となります。それらの歴史、大衆に受け入れられる理由、演出の意図などを分析、研究し魅力の本質に迫る学問です。
研究対象の「現在」に着目するだけでなく、その歴史やルーツ、時代背景などを深く理解して分析し、公演を実際に観に行くのはもちろんのこと、足を使った取材やフィールドワークを通じて様々な角度から本質に迫ることが重要です。
現在の主な研究テーマを以下に列挙します。
1.浅草芸能史―明治・大正・昭和と日本の芸能のメッカであった浅草六区の成立から衰退まで
2.女性アイドルの起源と現在―明治期の娘義太夫から現在の女性アイドルグループ戦国時代まで
3.日本喜劇史
4.「演芸」から「お笑い」への変遷
主な論文・著作等は以下の通り。
1.アイドルが生息する「現実空間」と「仮想空間」の二重構造:「キャラクター」と「偶像」の合致と乖離―江戸川大学紀要2016.3(共著)
2.ハロウィン・イベントのライブストリーミング「マスコミュニケーション受動」から「エンタテインメント共創」-江戸川大学紀要2016.3(共著)
3.インフォメーション(情報)とエンタテインメント(娯楽)の融合「インフォテインメント(Infotainment)とは」-江戸川大学紀要2015.3(共著)
4.「現代のお笑い」に関する一考察:「ブーム」から「現代若者文化」へ―情報と社会-江戸川大学紀要2010.3(単著)
5.テレビ・バラエティーはどこへ行く?-月刊民法2010.5(単著)
6.若者文化に浸透 急成長する「お笑い」ビジネス―エコノミスト2008.4(共著)
エンターテインメント論I、お笑い論、アイドル論、マスコミ学応用、マス・コミュニケーション演習I・II、マス・コミュニケーション実習I・II、マスコミ総合科目III・IV、マスコミ学基礎、専門ゼミナール、卒業研究
小学校低学年の頃から「演芸」「喜劇アイドル」が大好きで、都内の寄席や劇場に通っていました。現在も連日のようにあちこちの劇場に出没し続けています。好きなことが「仕事」につながってよかったと思っています。ブラジルのズークやキューバン・サルサなどのペアダンスを踊ることも大好きです。