メディアコミュニケーション学部
マス・コミュニケーション学科
「演習・実習」は、各コースでの学習内容に関する専門的な知識とスキルを、理論と実践から学ぶ科目です。
マスコミの第一線で活躍してきた先生の指導を受けながら、作品制作の技術やコミュニケーションの手法などを身につけます。
1年次から4年次まで履修することができるので、興味と志向に応じて、複数の「演習・実習」科目を組み合わせて学ぶことができます。
コミュニケーションビジネスコース | ジャーナリズムコース | エンターテインメントコース | |
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1年 後期 | ・コミュニケーション・スキル ・デジタルコミュニケーション・スキル |
・コミュニケーション・スキル ・短編作品制作 |
・短編作品制作 ・デジタルコミュニケーション・スキル |
2年 前期 | ・マーケティング・コミュニケーション企画制作 | ・オンライン動画分析 | ・動画制作配信 ・オンライン動画分析 |
2年 後期 | ・テキストマイニング分析 ・エンタメイベント制作 |
・報道ニュース番組制作 ・企画記事制作 |
・エンタメイベント制作 ・報道ニュース番組制作 |
3年 前期 | ・ポピュラー文化コンテンツ | ・雑誌制作 | ・CM制作 ・ポピュラー文化コンテンツ |
3年 後期 | ・スポーツ記事制作 |
※3年次「専門ゼミナール」の担当教員が所属するコースの「演習・実習」を、卒業までに6単位履修する必要があります。また「演習・実習」の履修上限は15単位です。
これからの社会に巨大なインパクトを与える「人工知能(AI)」と「メタバース」を軸に、デジタル技術を活用したコミュニケーションについて学びます。人工知能を用いて作曲作譜、自動演奏、アニメーション、イラスト、シナリオ・小説、広告コピー、動画広告などをクリエートします。また3Dモデリング、モーションキャプチャー、ボイスチェンジを学びメタバース空間で歌・ダンスを披露するVチューバーを生成します。
コミュニケーションビジネスに必要な分析、企画の理論を、実践を通して身につけましょう。はじめに学ぶのは、マーケティング・コミュニケーション産業についての基礎知識。3CやSWOTなど、実社会のマーケティングでも活用されているフレームワーク(思考の手法)も扱います。そして実践の機会として、協力企業からの課題にチームで挑戦。問題の分析、解決に向けた企画開発、プレゼンテーションに取り組み、課題把握と課題解決の方法を学びます。
メディアの「いま」を考える上で、TikTokやYouTubeのショート動画の存在は無視できないです。グループワークを通じて人気のあるVlog、インフルエンサー、および異なるプラットフォームの特徴を、内容分析という手法を活用しながら分析します。授業中にプレゼンテーションをする機会を多く設けております。文献のレビューや、課題のための調査、調査結果の報告、動画の作成に取り組み、自ら問題を見つけ、それを解決する能力を身につけましょう。
番組の作り方=番組プロデュースを基礎から学ぶことが、デジタル時代の今こそビジネスやライフスタイルに役立ちます。TBSテレビ制作局で数々のバラエティ番組を制作し、今も現役のバラエティプロデューサー/ディレクターだから伝えられる、実践的な企画発案・企画制作・撮影・演出・編集方法を基礎から解説し、デジタルコンテンツを実際に作ることでスキルを学びます。さらに授業で番組化を試み、実際にライブ動画の配信を行います。
「テキストマイニング分析(言語分析)」は、ソフトウェアを利用して文字情報の特徴や内容を分析する技術です。マーケティング、広告、広報PR、イベント、あるいは雑誌、テレビ番組などの企画立案には、客観的なデータに基づいた社会課題への理解が欠かせません。新聞記事やSNSのコメント、アンケート調査結果などからメディアの状況と生活者意識を捉え、活用する方法を学びます。また広報・PRの基本的な知識、実践的なスキルの修得を認定する「PRプランナー検定」への合格を目標に、社会課題に対する理解力・判断力・分析力を養います。
PRプランナー資格を取得チームごとにテーマを決め、企画記事を作成します。何を書きたいのか。狙いの設定から、そのために必要な情報収集、取材先の選定、取材先から信頼を得るために心がけるポイント、話を聞き出すコツ、誤報を避けるための裏取りの方法、読まれるための文章作成や写真の撮影方法などについて具体的に学びます。企画は新聞記事もしくはWebコンテンツを想定しており、両者の文章や見せ方の違いもわかるようにしていきます。
アイドル、お笑い、音楽、コンサート、映画、演劇など、身近なエンターテインメントについて、その理論と成り立ちを学びます。エンターテインメントビジネスの基本、エンターテインメント企画の発想法、芸能マネジメントの発想法などを学ぶほか、芸能プロデューサーによる特別講義も。映像エンターテインメント、音楽・イベントの企画立案などに取り組み、実社会、そしてエンターテインメント業界でも通用する知識と「エンターテインメント力」を身につけていきます。
ニュース番組内での「企画ニュース」を制作します。企画ニュースとは特定のテーマについて、資料映像やスタジオでの解説などを組み合わせて伝えるものです。2022年度は「サリドマイド薬害の和解から50年~薬害問題を改めて考える」をテーマに「現在の課題は何か」「再発防止のための社会の対応は進んでいるか」といった視点から構成を検討。薬害被害者の方の協力を得てインタビュー実習も行い、撮影や映像編集などの制作過程を経て、動画を完成させました。
複数名で構成される「編集部」ごとに、オリジナル雑誌の制作に取り組みます。メンバーとアイデアを出し合い、雑誌のコンセプトづくりやページ構成を検討。資料の収集や事前調査を行い、学外の方も対象にした取材・インタビュー、撮影を実施。その成果を、文字原稿と写真などでまとめます。実作業を通して学修するワークショップ形式で、一眼レフカメラでの撮影やDTPソフトを使った誌面デザインなど、制作現場で必要なスキルを学ぶことができます。
グループワークで、江戸川大学のプロモーション・ビデオ(コマーシャルフィルム)を制作します。企画立案・検討から構成台本の作成、制作・美術・撮影の準備、撮影した映像素材の編集といった工程を実践し、作品を完成させます。制作に関わるそれぞれの役割(制作、演出、録音、美術、編集、音響効果など)をメンバーが分担し、協力して作品をつくり上げることで、映像によるコミュニケーションについての専門性と、映像制作のスキルを学びます。
課題制作作品スポーツニッポン新聞社の協力を得て、スポーツ新聞『スポエド』の制作に取り組みます。記事の企画から、選手・チームへの取材、記事の執筆、写真撮影、紙面のレイアウトといった制作過程を実践。新聞社の現役デスクとのディスカッションや、カメラマンから報道写真の基本を学ぶ授業、オフィスを訪れ専用ソフトを使用したレイアウト作業を行う機会もあり、プロからの指導を受け、制作現場に触れながらスポーツ報道の基本を学ぶことができます。
課題制作作品社会、文化、政治、経済、科学、環境、娯楽、スポーツなど、海外の新聞に掲載された各分野の記事を素材に、英語を読む(リーディング)力を高めます。目標は、ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「最も優れたテレビ番組」についての記事を読むこと。同記事は毎年恒例の企画です。これまでにも日本のアニメ作品がたびたび選出されていますが、海外からはどのような評価を受けているのでしょうか。英語で書かれた批評文の読解に挑戦します。