メディアコミュニケーション学部
こどもコミュニケーション学科
こどもコミュニケーション学科 教授
工学修士
小学生の時、主に算数を教える先生にあこがれ、教員養成系大学に入学。大学生の頃、パーソナルコンピュータが身近になったことで、それを教育に活かせないかと考え、システム科学を学ぶ大学院に進学。コンピュータを利用した教育や学習支援をテーマに選びました。
十文字学園女子短期大学(情報処理等を担当)、埼玉大学(教育学部、大学院教育学研究科)、文科省メディア教育開発センター、筑波大学大学院(図書館情報メディア研究科:併任)等を経て、本学に奉職しました。
教育に関係した操作可能なすべての諸要因(例えば、目標や方法、学ぶ人や教える人の状況、学習するための環境や学習に利用する道具など)を分析したり、開発したりすることを踏まえて、制御できることを意図的に組み合わせることで、教育効果を最大にすることを実証的に目指す学問領域です。設計(PLAN)、実施(DO)、評価(CHECK)、改善(ACT)を繰り返し、より良い解を求め続けます。
これで「完璧」ということはありません。「より良い方法はないか」を常に問い続けることが大切です。より良くするためには、どうすべきかをよく考えて、試し、その結果を踏まえて、さらに良くするためにはどうすべきかを繰り返します。地道にコツコツ取り組むことが最善だと思います。
「教えることは学ぶこと」を念頭に、教える人がより良く教えられるように、また、学びたい人がより良く学べるように、いかなる工夫や努力が必要なのかを探求しています。そのための一つの方法として、メディアやコンピュータを利用すること、仲間が協働しながら、授業や教材を開発するために工夫すること、教える先生が身につけるべき資質や能力を明らかにし、その育成方法を検討することなどを扱っています。
研究テーマに基づき、置かれた状況で、様々なことを、より良くするためには、どうすべきか、何かできないか、について、日々、試行錯誤を続けています。日常の教育活動を続けながら、データや経験を蓄積し、それを分析・検討し、成果等を発表しています。
これまで続けてきた小学校から大学までの教育活動にかかわる内容や方法を幼児教育に適用できないか、試行錯誤を始めています。普段着で、地道にコツコツと。
こども教材開発論、こども情報測定評価論、メディア活用論I・II、教育方法学(初等)、算数、教育方法学、教育ICT利活用論