もともと自然環境問題に関心があり、自然環境問題の現状や要因などを学べる大学に行きたいと考えていました。社会学部現代社会学科は自然保護の中核を担っている国立公園制度に関して調査研究の実績があるので、多様な視点から環境問題を分析して幅広く環境学を学べると思い入学を決めました。
1 年生の時に仲間たちと自然愛好会というサークルを設立し、部員たちと学内でのゴミ調査や学生農園、学外でのボランティア活動の参加など 4 年間多岐にわたって活動しました。また、学外では長野県諏訪市の臨時公務員である霧ヶ峰自然保護指導員に所属し、霧ヶ峰高原の自然保護活動や環境教育、途上国支援のボランティア活動に参加するなど個人的に興味があることには積極的に取り組みました。
国立公園制度を調査研究するゼミに所属し、卒業研究テーマとして「自然公園法に対する地域住民の意識調査」を実施しました。調査地としては、私の出身地である神奈川県の箱根地域を選択し、地域の方々の協力を得ながら研究を進めていきました。調査結果に関しては、協力していただいた地域の方々や環境省へ還元し、今後の国立公園管理に少しでも役に立てることができればと考えています。
大学での学びや学外での経験を通じて得た自然環境問題に対しての問題意識を軸に就職活動を進めました。多くの企業を見ていくなかで、国立公園などの自然の中に身を置く仕事ではなく、最も身近であり国際的にも問題になっている廃棄物問題に関して現場に身を投じることで、技術や実態を実際に学んで解決の役に立ちたいと考え、産業廃棄物処理のコンサルタントなどに取り組んでいる会社に入社することを決めました。
社会学部現代社会学科 4 年生
O.R.さん
株式会社京葉興業 内定
(2019年1月取材)