「造形表現の技術」で行った”スタンピング”に特に興味を持ちました。スタンピングとは画用紙などにその模様を押し写す絵画技法です。授業では野菜や葉っぱ、豆腐のパック、うちわなど身近にある様々な素材を使って作品を作りました。野菜を使ったスタンピングでは、野菜の断面の面白さを感じ、もっといろいろな野菜を使ってスタンピングをしたいと思いました。また様々な素材でスタンピングしたものを、他のものと組み合わせることで新たな作品を作ることができ、スタンピングの楽しさを感じました。
自由に発想をし、自分の手で表現することで、作品を作ることの楽しさを感じることができました。授業の中で仕掛け絵本を作り、私は「くまさんのミックスジュース」という作品を作りました。子ども向けをテーマに、どういう内容なら読めるかな…、楽しめるかな…、色は何色にしようかな…など、実際に子どもの姿を想像しながら仕掛け絵本作りをしました。ただ読むだけでなく、クイズ形式にしても楽しそうだなと思い、実際に取り入れながら作ることができました。頭の中でイメージしていた作品を試行錯誤を重ねながら作り、作品が完成した時はとても嬉しかったです。
授業を通して自由に表現することの楽しさを学ぶことができました。私は作品を作ることは好きでも、それを自分で考えて表現することに苦手意識を持っていました。しかし授業で作品を作っていくうちに様々な表現の方法を学んだり、自由に作った作品を先生に褒めてもらえたり、個性を認めてくれたような気持ちなって嬉しかったです。保育の場面でも、私と同じ制作などの表現をすることに苦手意識を持っている子どもがいると思います。子どもの自由な発想から作品を作り、一人ひとりの個性を尊重できるような保育者になりたいと思いました。
「器楽表現の技術」で身近なもので音がなるものを探し、私は家にあるコップとお箸を使って「きらきら星」を演奏しました。普段はお箸を使ってコップを鳴らすのはお行儀が悪くなってしまいますが、授業だからこそ普段できないことができるという点ではとても楽しかったです。コップの大きさや深さによって音に違いが見られますが、コップの中に水を入れることでさらに音の変化を楽しむことができました。水の量を調節しながら音階を作り、「きらきら星」を演奏するのが楽しかったです。また様々な音の違いを聞くことができ、新しい発見にもなりました。
私は何かを作ることや音楽が好きなので、保育実習の時や子どもたちと関わる機会があったら手作り楽器を作り、音楽に合わせて演奏をしてみたいです。ペットボトルにビーズや鈴などを入れてマラカスを作ったり、牛乳パックで太鼓を作ってみたり、子どもたちならどんなアイデアが思いつくのだろうと気になるところなので、楽しく楽器を作って、その楽器で演奏会を開けるような活動をしてみたいなと思いました。音楽って楽しい、音楽が好きと子どもに思ってもらえるよう、保育者として関わることができたらいいなと思いました。
メディアコミュニケーション学部こどもコミュニケーション学科3年
H.M.さん
(2022年3月取材)