vol. 198 2022年7月20日

番組に「恩返し」をすることが人生最大の目標

「マス・コミュニケーション演習・実習L(CM制作)」について

マス・コミュニケーション演習・実習Lでは、江戸川大学のCMを制作しました。コロナ禍で対面での活動が制限されるなか、できるだけ少人数、短時間での工夫をしながら活動しました。どうすれば興味を持ってもらえるのか、意図したことをしっかり伝えられるか、時間をかけて考えました。テレビを見ているときも、これまでよりCMを注視するようになり、意図を考えるなど見方が変わりました。撮影や編集では、カメラの扱い方やパソコンでの編集方法をマスターすることができました。CMという短い時間のなかで、できるだけ多くの情報を伝えることが難しかったですが、先生にアドバイスをもらいながら完成させることができました。この演習・実習を通してCM制作の面白さと難しさの両面を経験することができました。

「専門ゼミナール」について

私が所属している森川俊生教授のゼミでは、ゼミ生全員で一つのドキュメンタリー作品を制作しました。私はディレクターとして、作品の方向性を決める役割を担い、取材へ行き、番組の構成を練りました。とても苦労しましたが、ゼミ生みんなの協力のおかげで無事完成することができました。作品ができたときは想像以上のクオリティーに感動し、自信につながりました。

演習・実習やゼミを通して成長したところ

撮影の仕方や編集の技術はもちろんですが、一番実感しているのは「コミュニケーション力」がついたところだと思います。私はこれまでコミュニケーションを取るのが得意でなかったため、自分の頭の中だけで考えて結論を出してしまうということがほとんどでした。しかし、演習・実習や専門ゼミでは複数人でチームを組んで話し合いながら作品を作り上げていくというのがほとんどでした。この話し合いの中で、固定概念に縛られていた私は様々な人たちと話し合っているうちに、自分には無かった発想や考えを取り入れることができました。他人の意見を積極的に取り入れることで、より物事を円滑に進められるようになったところが成長したところだと思います。

研究テーマは?

TBS系列で放送されている番組『SASUKE』を研究テーマに、卒業論文を書きたいと考えています。私は幼い頃からこの番組が大好きで、この番組を通して、家族や仲間を大切にする心や努力することの大切さなどを学びました。考え方をあらため、人生を良い方向に変えることができたのも、この番組のおかげです。視聴者の人生を変える力をテレビ番組は持っていると思います。卒業後は『SASUKE』の制作に関わり、視聴者に勇気や感動を与え、ゆくゆくは番組自体に恩返しをすることが人生最大の目標です。そのために今できることとして、日々の講義を休まずに集中して受けること、出された課題をしっかり自分の頭で考えて期限までに提出することを心がけています。当たり前のことですが、ここをおざなりにしてしまうと全てがなし崩しになってしまいます。積極的に授業に参加することが将来的に生きてくると思うので、今後も努力する姿勢を忘れず、講義に取り組もうと思っています。

メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科3年

F.R.さん

(2022年3月取材)