音楽・ファッションビジネスコースでは演習・実習として「江戸川ガールズアワード(EGA)」を開催します。さらに音楽ビジネスコースでは「エドアワ・オーディション」と称する、高校生を対象としたガールズバンド・ソロオーディションを実施します。私はマーケティングを担当しました。2021年度はコロナ禍で、「この状況下でどうやって参加者の募集をしていくか」をゼミのメンバーや教授と話し合いました。募集のチラシを制作し、楽器店や高校に送付する文書を作成する際も十分注意しました。こうした経験を通して、音楽ビジネスは、人と密接に関わっているのだと考えを改めることができました。
私が所属する小倉先生のゼミでは音楽ビジネスを研究しており、江戸川ガールズアワード(EGA)の開催と、EGAでネクステージアーティストに選ばれた高校生をメジャーデビューさせるプログラムを実施しています。私はデビュープログラムでは営業進行、EGAでは総合演出を担当しました。営業進行では、たくさんの個性を持ったアーティストのどの部分を押し出していくのか、各担当から提案されている案で個性を生かせるのか、伝わるのかをチームで話し合いました。営業企画書の作成は初めてでしたが、レコード会社の方に見ていただいたところ、ほとんど訂正がなく、安堵すると共にうれしさがこみあげました。ジャケット撮影などの現場にも参加しましたが、事前準備の大切さを学び、現場の雰囲気づくりの重要性も知ることができました。
スケジュール作成や概要資料作成から始まり、台本作成や会場の色、配信にかかわることなど、イベント本体に関するほとんどのものに関わらせていただきました。その期間は沢山の物事を同時進行で進めていき、音楽ビジネスコースだけでなく、同じく経営社会学科のファッションビジネスコースと連携する場面もあるため毎日沢山の人と連絡を取り、とにかく必死でした。それでも、考えていたこと、話し合っていたことがどんどん形になっていくことはとても面白いものだと思います。当日、EGAに関わる全員がそろった場面を初めて目の当たりにしました。本当に大人数で、「音楽ビジネスは沢山の人間が関わっている」という部分を実感しました。
コロナ禍を経験したので、コロナ前・コロナ禍・新しい生活様式が広まった現在の音楽市場の変化、アーティストの活動への影響などを研究したいと考えています。
難しいかもしれませんが「Edogawa live Studio(エドスタ)」を使用し、EGAほど大規模でなくともアーティストを招いた音楽ライブ(配信)の運営を音楽コースで行ってみたいです。また、経営に関する資格もいくつか挑戦したいと思います。
社会学部経営社会学科3年
F.S.さん
(2022年3月取材)