vol. 164 2021年3月25日

自分なりの答えを追求することが重要!

特に興味を持って取り組んだ科目は?

カウンセリング概論です。私が興味を持ち、特に知りたがったことをひとつずつ教えてもらうことができました。私は高校二年生の頃にカウンセリングを受けたことがあり、その時に「どうやって私が抱えていた問題を解決に導いたのか」を知りたかったのです。答えはこの授業にありました。「今、学んだことを君は何に活かすのか?」と、毎回の授業で問いかけをしているようでした。知りたかった答えを知った後でも更なる答えを見つけなさいと言っていました。知りたかったことを知った後でも自分なりの答えを追求すべきという重要なことをこの科目で学ばせていただきました。

学園祭実行委員会で取り組んだことは?

学園祭実行委員会では、4つの部署(総務局、広報局、企画局、制作局)があり、それぞれで色々な役割があります。特に取り組んだことは、活動も大事ですが「多くの出会いを大切にし、この経験から自分を成長させる」を大切にすることです。学園祭実行委員会では様々な学科や学年の人が集まって一つの組織になります。また、学園祭に参加する方々とも交流を深めて互いを知りあい、学園祭を良い物にするという同じ目的で協力し合うことで、今までにない貴重な体験になります。関わった多くの人を笑顔にすると同時に、それぞれが自分を成長させる良い学園祭にできたと思います。

学園祭実行委員長として取り組んだことは?

実行委員長になって、広く、多くを見るようになりました。常に何か取り残し等が無いかを注意していました。私が委員長として取り組んだことは、多くの仲間との時間を大事にして交流を深めることです。そして笑顔を絶やさないこと。委員長だから一番偉いというような考えはせずにどうやったら皆が毎日笑顔で活動できるかばかり考えていました。その時、その時代だからこそ会えた仲間との貴重な時間を大切にし、皆を笑顔にしていきました。学園祭に関われて嬉しかったと思ってもらえるだけで私は委員長として幸せでした。

卒業論文の研究テーマは?

私の研究テーマは「理想像が主観的幸福感に与える影響について」です。これまでに理想を扱った研究はありましたが、理想をもつことによって何が影響しているのかという研究は中々ありませんでした。そのため私は、人が理想をもつことによって幸せになれるかを主題に研究を行いました。結果は理想像を持つことで人生にポジティブな影響を及ぼすことが明らかになりました。研究を行って考えたことは、理想を持たない人を対象に研究を行いたいとも考えました。何はともあれ多くの人に理想を持って人生を過ごしていただきたいと思いました。

社会学部 人間心理学科 4年

S.S.さん

(2021年3月取材)