会議で取り扱うネタを決め、素材と言われる映像を借りる書類を作成し、そのネタの確かな情報であるという裏どり資料を新聞や国会図書館から集め、それを元に構成台本に反映して行きます。台本を書くのは作家さんのお仕事なのですが、この裏どり資料がしっかりしていないと放送事故につながるので、責任を持って取り組みます。
ネタによっては関係者からのインタビュー撮影をすることがあるので、そのロケ場所の仕込みや機材の発注、そして撮影までを担当のADが一人でやります。
また、本番前の打ち合わせ、スタジオ準備、楽屋の準備、放送中に使うボードの発注、新聞などの紙面許諾申請などさまざまな仕事をこなしていきます。瞬発力と正確性をとても求められる仕事だと思います。
「常に周りを意識して動くこと」「どんなことにも積極的に自分から進んでやること」を、大学のときに先生やゼミの先輩たちから教わりました。この2つのことができて当たり前の環境にいたので、生放送番組の限られた時間の中でも、自分にできることや必要なことなど瞬時に考え対応することができました。
辛いときもありますが、同じテレビ業界にゼミの同期や先輩もいるので、私も頑張ろうと思います。本当にいい環境で大学生活を送れたなと思います。
4月から入社し働き始め、新人で済まされたミスや失敗もたくさんありましたが、2年目になると後輩も増えますし、1年目の時より求められる仕事のクオリティは愕然と上がります。より一層責任感をもち、自分にできる仕事の業務を増やしたいです。将来、世の中にブームを巻き起こすような番組をつくることが私の野望なので、それが叶うまでは諦めません。
メディアコミュニケーション学部 マス・コミュニケーション学科
（2018年3月卒業）
S.H.さん
株式会社ザ・ワークス［番組制作］就職
（2019年2月取材）
