最も印象に残っている講義は「社会心理学調査演習」です。この講義では、自分たちで調査する内容を考え実施し、レポートを作成します。調査は4人1組のグループで実施するためメンバーとの協力、連携が不可欠であり、時には夜9時頃まで大学に残って調査準備を行ったこともありました。しっかりと準備したおかげで無事調査は成功し、卒業論文での個人調査にもこの授業の経験を活かすことができました。
人間心理学科の2年生は2週間に1つレポートを提出しなければならず、場合によっては再提出の場合もあります。休み時間や講義が終わった後、大学に残りレポートに追われることが多々ありました。困った時には先輩に自分のレポートを見てもらい、アドバイスをいただき、無事に良い成績を修めることが出来ました。
卒業論文を作成する際は必ず仮説を立てますが、ある程度予想通りの結果が出ることもあれば、異なることもあります。仮説と違う結果が出ることは一見良くないことのように思えますが、決してそんなことはありません。私は「履修相談の有効性について」研究していますが、履修相談はとある特性を持った学生に大きな効果を発揮するということが分かりました。必ずしも思った通りの結果にならず、新しい発見が出来ることが卒業研究の面白さだと思います。
私は4年間学生リーダーとして、市民祭りの学生ボランティア代表や新入生ガイダンスでのプレゼンテーションなども行ってきました。この経験から、積極的な行動が出来るようになりました。社会人になっても自ら行動し、周囲の人に頼られるような人材として活躍していきたいです。
社会学部 人間心理学科
(2019年3月卒業)
F.K.さん
(2019年2月取材)