私が公共空間の中で興味を持ったものは、建造物よりも道です。ローマの道は石畳が主流で、世界的にまだ道というようなものがなかった遥か昔からすでに石畳を用いて、整備された道が存在していたというところに関心を持ちました。
コロッセオやダビデ像など世界遺産を自分の目で見たことは印象に残っていますが、自分たちで行った調査が何より印象的でした。研究テーマを決めて調査を行うこと自体が初体験だったうえ、調査対象が海外だったので、ほとんど手探り状態でとにかく大変でした。
「演習・実習」は実際にその場所に行って調査を行うので、世界遺産・文化遺産となっている建造物や美術工芸品を間近で見ることができます。建造物などの場合は、教科書などには載っていないような裏側も見ることができ貴重な経験ができます。また「演習・実習」はチ ームで行います。調査を行う場所・目的などをすべて自分たちで決め計画を立てるところから調査結果をまとめるところまで行うので、チームワークが深まります。
イタリアで学んできたことをより専門的に研究していきたいと思っています。イタリアでの経験が無駄にならないように日々の学習に一生懸命取り組もうと思います。
社会学部現代社会学科 2 年生
T.K.さん
(2019年2月取材)