vol. 49 2017年4月30日

環境学の学びを中心に充実した活動を行った学生生活

川辺太郎さんは入学前から大学の行事や途上国支援活動にも積極的に参加をしていたユニークな学生で、入学後はゼミのリーダー、環境保全サークルの会長として、八ヶ岳中信高原国定公園の自然保護指導や地元船橋でのゴミ拾い活動等を実践してきました。また、卒業研究では、オーストラリアの現地調査を実施し、オーストラリア国立公園の概念を塗り替えるオリジナルの論文を書き上げ、国立公園研究所の年次報告にも掲載される予定です。

江戸川大学を選んだきっかけ、理由は?

私が江戸川大学に行きたいと思ったのは、オープンキャンパスで親泊先生の話を聞いたからです。元々、環境学を勉強したいという抽象的な考えを持っていましたが、自然保護のことを勉強できて、なおかつ世界の自然を見られると伺って、この人のゼミに入って学生生活を送りたいと思ったのです。

大学ではどんなふうに過ごしましたか?

授業では環境学の基礎や日本の国立公園の制度、保護地域について学びました。1年次から、多数の教授や非常勤講師の方と交流し、多方面のフィールドワークへ出かけました。2年次の演習・実習では、各国の最古の国立公園を調べ、夏休みには日光国立公園でのインターンシップを行いました。卒業論文は3・4年次の2年をかけて書き上げました。
またサークルでは霧ヶ峰愛好会に入り、4年間、長野県の国定公園で自然保護を実践しました。活動そのものだけでなく、他大学の仲間たちからも様々な刺激を受けました。

ゼミの研究テーマは?

主題は「オーストラリア,ビクトリア州の国立公園誕生に関する研究」です。現地調査を行ったほかは、専ら歴史を調べ、英語文献と格闘する日々が続きました。私の調べた国立公園が何故設立され、その設立概念は誰がどこから導入したのかを調べるのは、とても骨が折れる作業でしたが、非常に達成感のあるものでした。

進路はどのようにえらびましたか?

2年間の国立公園研究でオーストラリアにどっぷり浸かった結果、もっと深い研究を求め、オーストラリアの大学院を目指しています。現在は進路が確定していないのですが、できるだけ早く勉強の場に飛び込みたいです。

社会学部 現代社会学科
2017年3月卒業

K.T.さん

(2017年3月取材)