人間心理学科の授業やゼミで学んだことの中で、印象深いものや、興味を持って取り組まれたものは何ですか?
2年次に、様々な実験を行いレポートを提出する授業を受けました。最初はレポートの書き方すら分からずとても苦戦しましたが、何度も何度も書いていくうちにどういった流れで書けばいいのかが分かるようになり、少しずつ改善されていきました。また、毎回異なった内容の実験を行うので、どういう目的でどういった手順を踏み実験を行うのかという部分をしっかりと把握し、真剣に取り組みました。この授業で卒論に取りかかるためのスタートラインに立てたと思います。
学科の授業やゼミを担当された先生方からの指導やアドバイスのなかで、とくに印象に残っているものはありますか?
卒論を書いていた時、何度も「データは大切に扱わなければならない」と先生に教わりました。もちろんですが当たり前のことであり、自分もそれを念頭に置いていましたが、卒論の執筆を続けていくうちにどれがどのデータだったか…とぼんやりしてしまうことが多々あったからです。時には間違った分析をしてしまったり、異なるデータを使ってしまったりと間違いを起こすたびに、データの重要性や丁寧に扱うことの大切さを痛感しました。
人間心理学科での4年間を経て、ご自身として成長できたと感じるのはどんなところですか。
同年代だけではなく、先生方やオープンキャンパスにやってくる学生や小さい子など、幅広い年齢層の方々とお話する経験ができたため、「人と接する力」がかなり身についたと思います。会話する際は目を見て話したり、だらだらと長く続けるのではなく簡潔に分かりやすく相手に伝えることを心がけてそれを実行できるようになったことは現在の仕事でもとても役立っています。
担当されているお仕事の内容を、簡単にご紹介ください。
機内食を機内へ搭載したり、CAさんと直接やりとりして何がいくつ乗っているか等を引き継ぐ仕事をしています。
現在のお仕事について、魅力や、やりがい・おもしろさを感じているのはどんなところですか。
空港は24時間動いているので、自分の仕事も朝早くから夜遅くまでと時間の幅が広く、体力を重要とする仕事でもあるので体調管理が大変です。また、仕事内容も今まで見たこともないようなものばかりで覚えるのにとても苦労しましたが、次第に出来るようになってきてからは周りを見て動けるようにもなり、皆で支え合いながら一つひとつ課題をクリアしていくことはとてもやりがいがあります。
人間心理学科で学んだこと・身につけたことは、お仕事のなかでどのように役立っていますか?
CAさんの中には外国の方も多く、やりとりで些細な英語を使う機会はとても多いです。そんな中で大学生活で身につけた英語力を活かせるのはとても大きいです。そういった場面以外の業務中でも英語が出てくることもあり、そこでも英文を読む力や頭の中で翻訳する力は役立っています。
今後の目標・手がけたい業務などがあれば教えてください。
仕事で役立てるために、今よりも英語が出来るようになればと思っています。仕事だけではなく、私生活やほんのちょっとした場面でも英語が出来れば損することはないはずです。また、身につけた心理学に関する様々な知識を活かして仕事をしていきたいです。特に、私は睡眠について勉強していたので、不規則な生活リズムになってしまっている社員やスタッフを支えるような業務をやりたいです。
社会学部人間心理学科
2016年3月卒業
S.K.さん
ジャル ロイヤル ケータリング(株) 運営部
サービス業
(2016年12月取材当時)