山口 敏和

情報文化学科 准教授
博士(工学)

千葉市出身。乗り物と宇宙に興味があり、大学では物理を工学に応用する視点を学び、大学院では「マイクロ波ロケット」の研究開発に携わり、大気圧ミリ波放電の研究で博士(工学)を取得。非常勤講師を経て2015年、本学に専任講師として着任。2020年度より准教授。
一人ひとりに向き合った教育・指導を心掛けています。興味があることから伸ばしていきましょう!(ついでに自然や工学にも興味を持ってもらえたら嬉しいです。)好きな言葉は「進取の気性」「學而不厭」。

研究分野:科学教育・教育工学/総合工学
専門分野:工学教育・情報教育/宇宙工学・プラズマ科学


【科学教育・教育工学】
Society5.0の時代、情報機器や科学技術の使い方を間違えては危険です。何のために使うのかを考え、技術を学ぶだけでなく使用効果をきちんと検証することが重要です。
工学とは、理論に基づいた実践をして実用化に結び付ける学問です。教育における工学の分野として、情報教育と工業技術教育を専門にしています。

【宇宙工学・プラズマ科学】
宇宙を利用するのが当たり前の時代になり、人工衛星からの情報を使わない日はありません。しかし、地上から宇宙へ飛び出す手段はいまだにロケットしかありません。いわば宇宙への玄関としての交通(輸送)手段をもっと身近に(低価格に)するために、電磁波ビームでエネルギーを地上から送る「ビーミング推進」を実現させようとしています。動力源のエンジンには雷のような放電現象を介したエネルギー変換を用いているため、プラズマの理解が不可欠です。オーロラの例でもわかるようにプラズマは色鮮やかにとても明るく光ります。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


今後、宇宙の利用は拡大し、環境やエネルギーは形態を変えていくでしょう。これらをよく理解し、最大限に活用していくことが重要です。いろいろなことにアンテナを向けて学んでいきましょう。

研究テーマ


ゼミナールでは、ハードウェアとソフトウェアの両面から操作を体験し、使い方やユーザインタフェースについて研究します。

最近の研究活動


初等中等教育におけるプログラミング的思考力の育成やSTEM教育・工業技術教育をテーマにしています。
高等教育においては、非専門の学習者に対して三次元データや人工現実をどう学ぶかをテーマにしています。
また、文系大学におけるAI・データサイエンス教育につながるようなプログラミング・STEM教材の作成を学内研究として遂行しています。

情報教育研究所を兼担し、他大学との共同研究や近隣中高との連携などにも取り組み、研究成果を学内外へ発信していきます。

担当科目


【専門科目・情報システム系】プログラミング概論/基礎、ロジカルシンキング、システム開発プロジェクト
【専門科目・情報デザイン系】Webサイト制作、Webアプリ開発、3DCG制作
【専門科目・学科共通キャリア系】情報文化キャリアII/特講(初級/上級)
【必修科目】基礎ゼミナール、情報文化基礎、情報文化演習/実習、情報社会と文化、専門ゼミナール、卒業研究

趣味


・身体を動かすこと:バドミントン、キャッチボールなど、なんでも好きです。頭を空っぽにできます。
・観て聴いて心を動かすこと:スポーツ観戦(アメフト、陸上)、映画鑑賞、クラシック音楽
・人と話すこと:旅行や、地域活動など。国内は46都道府県に行きました。あと1県!海外旅行では、現地の言語にとりあえずチャレンジします。