メディアコミュニケーション学部
情報文化学科
江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。
<論文概要>
本卒論では、Runway Gen-3 Alphaという動画生成ソフトを使った。50 most common nouns in English、およびその類似語(Cambridge University Pressの運営するCambridge Dictionary)を1~3種類選び、選んだ単語を主軸に英文を各10回作成し、生成された動画の結果を比較した。その結果、フィジカルな名称、または人間とは関係のない単語の場合、単語本来の意味合いに一致する、非常に正確な結果を返すことが多いとわかった。一方で、概念的・抽象的な名称や人に関係する単語の場合、生成される結果は単語本来の意味に加えて、ニュアンスが強い傾向にあることがわかった。また、国や文化背景にも一定の影響が見られた。
<選考のポイント>
一瀬くんは、英語と情報技術両方に興味を持ち、一定の学習成果が得られた。また、普段から観察・論理思考・制作も積極的で、このテーマは本人の特徴に一致し、必要な情報収集、内容の組み立て、時間をかけた大量の動画生成(一つの動画は5~10分かかる)など、卒論のベースが自力でできていた。また、このベースに基づいて、独自の観察と思考によってまとめ、結論を見出すことができた。情報文化学科の特徴・時代に沿う有益な卒業論文であることを評価する。
<論文概要>
「キャラクター」は、そのコンテンツの「面白さ」を構成する重要な要素である。本研究ではエゴグラム性格分析手法を用いてオープンワールドRPGゲーム『原神』のキャラクターを分析し、ゲームとの面白さの関係を調査した。性格分析を行うことにより、キャラクターの心理的背景やストーリーでの行動理由を明らかにすることができた。人間と同様のキャラクターの持つ多面性が魅力に繋がっていき、最終的にコンテンツの「面白さ」に繋がっていくと考えられる。
<選考のポイント>
この論文は、「キャラクター」の多様性がゲームの面白さに関連しているという仮説を立て、エコグラム性格分析という心理的アプローチで分析したところが新しい。体系的な分析手法により、文化的背景や職業との関連性、多面性の重要性を示した。データに基づく考察が深く、学際的な視点を持つ点も評価できる。結論も説得力があり、ゲームの面白さがキャラクターの魅力や行動により形成されることを示している。