メディアコミュニケーション学部
情報文化学科
江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。
<論文概要>
本論文では企業へのサイバー攻撃の事例について、企業が今後どのような対策をすれば被害に遭うリスクを減少させることができるのかを考察しています。サイバー攻撃によって個人情報の流出をしたことがある企業に対して人々はどのような意識を持つかを検証し、最終的に、ネット社会を生き抜くための問題解決として「一人一人が正しい情報セキュリティ対策やサイバー攻撃の被害に遭わないためや、遭った時の対処方法」を身に付けることの重要性について考察しています。
<選考のポイント>
徳留さんは、さまざまな資格取得に挑戦しながら、情報セキュリティマネジメントの資格も取得しました。情報セキュリティについて大きな問題意識を持ち、卒業論文として取り組み、個人や企業がどのようなセキュリティ対策を行うべきかを研究しまとめました。本論文は、今後情報セキュリティを学ぶ学習者にとって大いに参考となると考えられるので優秀賞として選考いたしました。
<論文概要>
本研究では、スリランカの仏教と関係が深い文化を日本人にもっと身近に感じてもらうために、ブッダの生前の物語の一つを日本語訳しデジタル絵本を制作した。この絵本により、日本人はスリランカとその文化的イベントやライフスタイルを知り、理解するきっかけになるのではないかと考えた。また、デジタル絵本というツールが異文化理解に与える可能性を検討した。
制作にはAdobe Illustratorを使用し、「Sama jathakaya(サーマ
ジャータカヤ)」というサーマ王子の昔話をテーマにし、表紙・裏表紙を含め10ページの作品を完成させた。完成させた絵本を柏市観光協会の方に紹介したところ、スリランカの現状について話をすることができて、異文化交流のツールとしての効果を確認できた。
<選考のポイント>
入学時より母国であるスリランカと日本の架け橋になるべく、語学と情報技術の習得を熱心に行っていました。プログラミングやデータベース、語学などを幅広く学んでいる中でも、特にデザイン分野において目覚ましい才能を発揮しています。
本研究では、学んだデザインの力を存分に発揮し、スリランカの文化をデジタル絵本という形でコンテンツ化することにより文化交流の可能性を検討しました。スリランカの昔話の日本語化、絵コンテの作成からデジタル化までを一人でこなし、美しい絵本を作り上げた点と、異文化交流のツールとしての役割に着目した点が評価に値します。