2年生時の「人間心理学実験演習・実習」が印象に残っています。
初めて科学的なレポートを執筆するため、最初は主観的な意見を書いてしまったり、図表の作成だったりと戸惑うことばかりでした。そこで、わからないことは先生や先輩に聞いたり、自分から調べたりと自分なりに取り組んだ結果、2年生の最初に執筆したものと2年生の最後に執筆したものとでは、比べものにならないくらい自分が成長していることを実感しました。また、WISCや皮膚電気反応測定といた普段使うことができない心の測定をする際に使われる道具を実際に使ったり、見たりできたのもこの講義ならではであり、魅力だと思いました。目に見えない心の変化を可視化し、変化前と変化後の間で何が起こっているかを先行研究や本を読んで、考察していく作業がおもしろかったです。
人について4年間学んできたため、人と関わる仕事がしたいと考えました。その時、乳幼児から老年期まで人の発達段階について触れた講義があり、ただ人と関わるのではなく、お客様の生涯に寄り添ったことがしたいと思うようになりました。
オープンキャンパスや保護者会のお手伝いをした経験は、自分が成長したことや学んだことなどがあったため、アピール材料になりました。
また、心理学検定を取得したこともアピール材料になりました。
就職活動が本格化する前に卒業論文のテーマの決定や質問紙の作成を行うなど、卒業論文に関することはゼミの先生が支えてくださいました。卒業論文は先生が見てくださっていたため、就職活動をする際は就職活動に集中することができました。
偏見をもたないことです。様々な講義を受ける中で、世間で言われていることは思い込みや勘違いから生まれたことがあることを学びました。そのため、間違った情報による考え方をしないことを心掛けたいと思いました。
コツコツ取り組む力です。学科ではレポートや試験勉強など、一朝一夕でできるものではなく、一つ一つ丁寧に行わなければできないことばかりでした。そこで培われた力で、仕事の際大きな間違いがないよう丁寧に取り組んでいきたいと思います。
金融知識がないため、少しでも早く周りの人と同じくらいに金融知識を身につけたいです。そのためには今まで学科で培ってきた諦めない力を活かそうと思います。
社会学部 人間心理学科
(2020年3月卒業)
M.S.さん
(2020年1月取材)