当時の私は、他大学と江戸川大学どちらの大学に入学をしようか悩んでいました。
はっきり言うと、一方は都内にあり大学自体も大きく、経済経営を学ぶには有名大学でした。その中で決定的な判断ができたのが、各大学の説明会を聞きに行った時のことです。
江戸川大学の教授と学生、学生と職員、職員同士の距離が、とても近かったのを覚えています。それは他大学では見られないものでした。
また、落ち着いて勉強がしたかった私にとって、江戸川大学のキャンパスは最適な大学でした。
私が所属していたゼミは少し特殊で、12人のゼミ生の中で日本人学生はたったの3人、その中で日本人の女性は私一人という、留学生メインのゼミでした。
当然、担当教員も日本人ではなく、他国語が飛び交うクラスで3年間、経営基礎について学びました。しかし、私はそのゼミで他にもっと大切な事を学べたと感じています。
留学生と協力をして学園祭で屋台を出店し、卒業論文の時は互いに助け合いながら進めていました。このゼミで経験したことは、その後の私を大きく成長してくれたと思っています。
ゼミ以外の活動として、学生リーダー、学友会執行部、オープンキャンパスの手伝い、学園祭実行委員、茶道部の設立、留学生のサポート等、様々な学内活動を行ってきました。
その中でも、学生リーダーの活動は私にとって大切な経験でした。
学内行事のサポートから自分たちのスキルアップを、合宿やミーティングで話し合い、より良いものを作り挙げていく能力は、この学生リーダーを行っていなければ得られないものでした。
私がまず就職ではなく留学を選んだ理由は、留学生の友人が多かったということと、他学科の先生方の後押しがあったことです。
本当に、私は英語が中学生の頃から大の苦手分野で大学に入るまで疎遠していました。ですが、海外自体は幼いころから好きだったので大学1年生の時、人生初の海外旅行に行きました。そこで、日本では目にできない芸術や文化に触れ、もっと深く知りたいと思い留学を決意しました。
元々、イギリスの文化が好きだったという事と、またヨーロッパから近いという理由で、留学先は落ち着いて勉強のできる、ケンブリッジ校に選びました。
社会学部経営社会学科
2016年3月卒業
S.H.さん
(2017年8月取材当時)