僕が江戸川大学に入学を決めたのは高校3年生の時、オープンキャンパスで内藤先生と話をしたことがきっかけでした。
当時、僕はとてもまともな学生と言えるような見た目でもなく、中身も子供でした。そんな僕がオープンキャンパスで内藤先生と初めて出会い、当時の映像業界への思いをぶつけました。「俺には映像を作る才能がある」「俺は一人で映像を作れる」など、本当に恥ずかしいことを平気で自慢げに語っていたと思います。
そんな僕に内藤先生は一言「今の君じゃ難しいから業界を目指すなら、まず考え方を変えた方がいい」と言いました。
そう言われて当たり前な口の利き方や生意気な態度をとっていたのにもかかわらず僕は正直その言葉に腹が立ってしまいました。そして見返したいという思いで江戸川大学への入学を決めました。不純な大学の決め方だったと思いますが、大学に入学して内藤先生の元で学ぶことができたからからこそ、伸びきった当時の天狗の鼻は跡形もなくへし折れ、僕は変わることができました。当時の出来事がなかったら今の僕はいなかったと思うと、当時の僕が内藤先生に出会えて本当によかったと思っています。
視聴者に“見たい”“知りたい”“行ってみたい”と思って頂けるような映像の作り方など、映像制作について研究しました。視聴者心理を研究して、視聴者を第一に考えた映像制作についてゼミの教授である内藤先生の元で学ばせていただきました。
ただ普通の授業のように既存の番組を見たり本やインターネットで調べたりするだけではなく、ロケ実習で台湾やニューヨークへ行き、実際に映像制作をすることができたからこそ、これがどれだけ大切なことであり、映像化することが如何に難しいことなのか、数々の「失敗」という経験から学ぶことができました。
しかし結果は失敗だらけでまだまだ僕は未熟です。ですが、だからこそもっといろんな知識や技術を身につけて恥や失敗を恐れずに新しいことにチャレンジしていきたいと思うことができました。
放送コースの演習実習でのドラマ制作や、映像放送研究部の夏合宿で大分県別府市や群馬県草津市に行ってのロケ実習、江戸川ガールズコレクションのCM制作などなど、僕の大学生生活は映像漬けの日々で、毎日がとても充実していました。最後まで飽きずに見ていただけるドラマの作り方、多種多彩な志を持つ仲間と一つの映像を作ることの難しさや、30秒で印象に残るVTRの作り方など、これはすべて内藤先生の元で学ばせていただきました。
他の大学や専門学校で映像について学んでいる人と話をしても、これだけ多くのことや貴重な経験をさせていただけている学生はいなく、むしろ僕が内藤先生の元で学ばせていただけていることを羨ましがられるくらいだったので本当に感謝しています。
僕の夢は、多くの視聴者の心を掴む番組を作る演出家になることです。
そのため、就職進路はテレビ番組制作会社を迷わず選択しました。制作会社4社から内定をいただくことができ、自分が将来やりたいこと、身につけたいノウハウなどを考えました。そして、世界の果てまでイッテQや有吉ゼミ、モヤモヤさまーずなど、数多くのバラエティ番組を制作し、自社で番組を制作することの出来る「極東電視台」という会社に決めました。
凄く大変で厳しい業界であると思いますが、ゼミで培った絶対に諦めない根性と謙虚な姿勢を心がけ夢を成就させるために死に物狂いで努力し続ける人生を歩んでいきたいと思います。