隈本先生のゼミでは、東日本大震災の被災地や、イレッサ訴訟の裁判など、さまざまな「現場」を訪れました。そこで当事者となっている方々からお話を伺った経験は、実に貴重なものになりました。自分が直接見聞きしたものと比較することでメディアによる報道を検証し、記事が伝えきれていないものがあることを実感。新聞やテレビが伝える事件や事故、出来事の裏側には、当事者となっている人たちの生活があり、家族があり、大切な人がいるのです。
新聞記者として、そうした人たちの思いや物語を伝えることで、世間の無関心や、他人事だという気持ちに訴えかける記事を手がけたい。そして、自分自身のテーマを長期的に追い続けて「定点観測」のできる記者を目指したいと思います。
メディアコミュニケーション学部 マス・コミュニケーション学科
2013年3月卒業
O.S.さん
(株)産業経済新聞社(記者職)