崎本武志ゼミの演習・実習で「大学生観光まちづくりコンテスト」に出場したことが印象に残っています。出場した2023年は「福島復興ステージ」をテーマに、地震・津波・原子力発電所の事故による被害のあった福島県富岡町に関するプランを立案。フィールドワークで現地を視察したことが、大塚良治ゼミの掲げる「観光まちづくり」への興味を持つきっかけとなりました。
大塚良治先生の「渋谷に関する調査についてのフィールドワーク」に積極的に取り組みました。文庫本『広告都市・東京』の講読と本の内容をふまえたフィールドワークで、4月~11月頃までのゼミ活動の大半が渋谷について学ぶ回でした。初めて渋谷を訪れ、魅力あるまちとは何か、実際に渋谷の街を見て、歩き、考えさせられました。そのほか、ゼミでは大塚先生が年間を通じて訪ね歩いている日本各地の調査の写真や話を聞くことができ、観光や街づくりの「いま」を知れて非常に面白かったです。
1年次前期の「観光まちづくり論(大塚先生)」の授業は、観光について初めて学んだ授業で、観光そのものやまちづくりに興味を持つきっかけとなりました。2年次前期の「観光地理学(土屋薫先生)」の授業は、国内のあらゆる観光資源について学ぶ科目で、各地の観光資源に関する知識がつき、自分の観光研究の大きな基礎となっています。そのほかフィールドワーク系の科目全般は現代社会学科の学びを深める上で大いに役立っており、普段の観光やまちあるきでも今までと違った視点で見られることもあります。
地域活性化や観光まちづくりの学びを通して、地域の魅力や特色に気づくことができ、普段の観光やまちあるきがぐっと楽しくなります。自分が知らない地域のことを知る機会もあり、全国各地、身の周りにはこれほど魅力があふれているということがわかります。
山陰地域を走る特急列車の新型車両を軸としたエリアブランディングに興味を持っており、卒業研究のテーマとして検討しています。特急の新型車両の登場が山陰の地域や観光客にどのような効果をもたらしたのか、地域の魅力とどう結びついているか調査・研究する予定です。
社会学部現代社会学科3年
K.R.さん
(2024年12月取材)