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2025.03.18

教職課程センターが教員免許状取得を目指す学生を対象に教職合宿を実施

江戸川大学教職課程センターは、2月11日(火)から2月13日(木)にかけて、群馬県渋川市伊香保町にて、中学校および高等学校の教員免許状取得を目指す学生を対象に教職合宿を実施しました。

教職合宿は、長期休暇を利用して年2回実施され、基礎学力の向上を図るとともに、指導案作成から模擬授業までの一連の流れを集中的に学ぶ機会となります。参加学生は合宿中、免許状取得を希望する教科の模擬授業を行い、実践的な指導力を養います。

今回の合宿には、社会学部人間心理学科、現代社会学科、経営社会学科、メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科、情報文化学科に所属する2年生から4年生までの学生19名が参加し、教職課程センターに所属する教員5名が指導にあたり、模擬授業や教材研究発表に取り組みました。

2024年9月に実施した夏期合宿の成果と反省を踏まえ、グループでの教材研究と代表者による模擬授業での成果発表が行われました。教育実習を終えた4年生や、千葉県が主催する教員養成プロジェクト「ちば!たまごプロジェクト」に参加している3年生がリーダーシップを発揮し、活発な議論が交わされました。そのほかにも、教員による特別講義や伊香保の散策など、普段の授業とは異なる学びの機会が提供されました。

(参加学生の声)
■関忠利さん(経営社会学科4年生)のコメント
合宿では、教員としてのスキルを磨きながら群馬県の魅力や歴史を知ることができとても良い経験になりました。今回は新たに、教科ごとにグループを編成し、複数人で一つの授業を作り上げたことで、相談やアドバイスがしやすい環境を作れたと感じました。自分自身も、相談やアドバイスを通じて、教科への理解を深め、新たな気づきを得る良い機会となりました。この経験を今後の教員生活に生かしていきたいです。

■坂場泰地さん(経営社会学科4年生)のコメント
今回の合宿では縦のつながり、他教科間のつながりを意識しながら、さまざまなプログラムを実施できたと思います。今までの教職合宿とは異なる場所、雰囲気で行うことによって、教職課程が学びの場として目指すべき方向が明確になったと感じました。個人活動だけでなくグループでの活動を通じて教科に対する理解が深まり、より良い授業づくりにつながると実感した合宿でした。

■北見隼人さん(マス・コミュニケーション学科3年生)のコメント
今回の合宿では、伊香保の地で、学習指導案や教材について、活発に議論を交わしました。特に模擬授業後の講評では、教科横断的な視点での意見交換が行われ、大変学びになりました。休憩時間には、伊香保のシンボルである「石段街」に足を運び、「温泉まんじゅう」を味わうなど、修学旅行のような楽しみもありました。、学びにもなり、リフレッシュにもなった3日間でした。次年度の教育実習に向けて、さらに学びを深めていきたいです。

■岩永彩美さん(マス・コミュニケーション学科2年生)のコメント
伊香保の自然や文化に触れながら2泊3日の合宿を行いました。グループでの話し合いを重ね、より良い授業になるようアドバイスをもらいながら改善を図りました。限られた時間の中で授業を見直し、実施することは決して容易ではありませんが、教員の現場では日常的に求められることになります。他者と相協力しながら取り組むことで新たな気づきを得る、有意義な時間となりました。

教材研究発表

グループワークの様子

ライトアップされた伊香保の石段