2024.12.19
12月14日(土)、社会学部現代社会学科の川瀬由高准教授(専門分野:文化人類学・中国研究)の授業「現代社会・フィールド研修」において、学生15名が市野谷(いちのや)の森を訪問しました。
つくばエクスプレスの「流山おおたかの森駅」名称の由来ともなった「市野谷の森」は、駅から徒歩10分ほどの場所に位置しています。約25ヘクタールの広さを誇るこの雑木林には、オオタカをはじめ、さまざまな動植物が生息しています。
「自分で自分のまちを守る:おおたかの森で学ぶ環境人類学初級編」と題した本研修では、環境保護活動に尽力されている地域団体「水と緑の探偵団」の樫聡氏のご案内のもと、学生たちは実際に森の中を散策しました。野鳥や草花、樹木など多様な動植物を観察しました。
自然観察の後には流山おおたかの森センターで「里山を守る」と題するレクチャーを受講しました。身近な地域社会における人間と自然との関係性のあり方について、自分事として考えを深めていくきっかけとなりました。
■参加した学生のコメント(一部抜粋)
・専門家の方と一緒に森を散策することは滅多できない貴重な経験だと思いました。よく知っている杉の木や桜の木などから、あまり知られていない植物まで、さまざまな種類を見ることができて良かったです。
・市野谷の森に生息する多様な動植物や、森を保全することが人間と自然に与える影響とその重要性について学ぶことができました。
・流山おおたかの森駅の賑やかな雰囲気とは対照的な森の静けさが印象的でした。こんなに自然豊かな場所が駅の近くにあることに驚きました。「都心から一番近い森のまち」というフレーズはこれなのかと体実感することができました。小さい頃から自然に沢山触れながら育ってきたので落ちている葉や種を拾い、花を観察しながら説明を聞くのがとても面白かったです。
・普段利用している駅のすぐそばに、こんなにも自然豊かな森があることに驚きました。その森があるからこそ、「都心から一番近い森のまち」というキャッチコピーが生まれ、その駅周辺が賑わっていることに感動しました。本研修を通じておおたかの森の豊かな自然や地域の環境保全活動について知ることができてよかったです。
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