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2024.12.19

現代社会学科・佐藤秀樹准教授の授業でJICA海外協力隊のセミナーを実施

12月12日(木)に、社会学部現代社会学科の佐藤秀樹准教授(専門分野:環境教育、環境社会活動/農業農村開発協力)が担当する「環境と市民活動」の授業内で、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の海外協力隊に関するセミナーが開催され、24名の学生が参加しました。

佐藤准教授はJICA海外協力隊の経験者であり、かつてエクアドルで野菜栽培を担当していました。今回のセミナーではJICAの海外協力隊制度を紹介するとともに、開発途上国における市民社会での環境保全活動の進展について学生の理解を深めることを目的としました。

セミナーでは、まず公益社団法人青年海外協力協会の滝澤航爾氏がJICA海外協力隊の概要や仕組みについて説明しました。その後、スリランカで海外協力隊として活動した奥寺信行氏が、スリランカでの環境教育活動について自身の体験談を紹介しました。

奥寺氏は、スリランカのクリヤピティヤ町役場に配属され、ゴミ分別回収の運営改善や家庭用コンポストの普及活動、さらには教育現場での環境教育に従事しており、活動内容だけでなく、現地での生活における喜怒哀楽も交えながら、参加学生に貴重な経験を伝えてくれました。

セミナー終了後、学生からは異文化理解、環境教育活動の効果、キャリア形成などに関する多くの質問が寄せられました。奥寺氏の体験談を通じて、国際協力活動の重要性や現場での困難、達成感について深く学ぶ機会となりました。