2年次 「現代社会専門研修」 ~国内の現場から現代社会の実情を考える~

国内専門研修を企画する教員の専門分野に関連の深い国内の現場に研修旅行に行き、さまざまな場所や文化、制度などを体験します。日程や内容はそれぞれの研修プログラムにより異なります。

プログラム内容(2024年度)

■スポーツ社会学(公共)コース

【テーマ】
Jヴィレッジの復興から考えるスポーツの役割

【場 所】
Jヴィレッジ(福島県双葉郡楢葉町)、東日本大震災・原子力災害伝承館とその周辺地域

【概 要】
Jヴィレッジを起点に被災地域でのフィールド研修に加え、Jヴィレッジの職員の方や様々な分野で復興に挑戦する人々の講話・対話を通じて、スポーツ振興について学習し、理解を深める。

■分野横断的

【テーマ】
川から考える地域資源〜 江戸川流域の「ひと・モノ・しくみ」〜

【場 所】
江戸川流域

【概 要】
江戸川流域の地域資源について、6人の教員がそれぞれの専門領域から解読する。具体的なテーマは下記の通り。
「水がつくった白みりんのふるさと流山」 (土屋担当)、「江戸川流域の観光名所」(崎本担当)、「江戸川と災害防止の深い関係 ー東京ディズニーランド・足尾銅山・防災地下神殿の事例から 」(大塚担当)、「利根運河に見るSDGs」 (佐藤担当)、「湿地の鳥、コウノトリを復活させる」(奥山担当・中島支援)。

プログラム内容(2022年度)

■レジャー・レクリエーション、環境学コース

【テーマ】
⾥⼭・⾥海から考える地域資源の発⾒と再⽣〜南房総地域の「ひ と・モノ・しくみ」

【場 所】
千葉県南房総市⼤房岬 ⾃然の家 NPO法⼈千葉⾃然学校

【概 要】
暮らしとツーリズムの視点から、千葉県館⼭周辺での⾃然資源を活かした地域づくりの 現状、課題および今後の方向性等について学習する。特に、コロナ禍における地域との 関わり方やツーリズムのあり方を考える。さらに、地域再⽣、観光促進や⾃然体験学習 プログラム等を企画運営・コーディネートし、地域づくりをけん引する千葉⾃然学校の 取組みや、NPOと地域社会との関わり方等についても理解を深める。


■文化⼈類学ゼミナール

【テーマ】
『東京裏返し』を読む、歩く

【場 所】
東京都北部の各地

【概 要】
「街歩きの本質は、日常とは異なる物語的時間を、日常的な都市風景の中で⽣きること」。本研修では、吉⾒俊哉著『東京裏返し:社会学的街歩きガイド』(集英社新 書、2020年)を精読し、そこで紹介されている街歩きルートを実際に歩いてみます。キーワードは、聖地巡礼、コンテンツツーリズム、都市⼈類学、そし て、東京です。都市空間を分析的に⾒る目を養うとともに、文献を読み纏め発表する技術と質的データの文章化のコツを修得することを目指します。とにかく、歩きまわります。