社会学部
現代社会学科
現場に飛び出すフィールドワークを学びの基本とし、文科系から理科系まで、幅広い分野からプログラムが構成されています。授業を通じて、今後の大学生活と卒業後の進路を決めるヒントを提供します。現場主義で研究活動を続けている多様な分野の講師陣と、それぞれの専門に直結した現場に出かけ、机の前での学習とは異なった現場での学習の重要性、楽しさを知ってもらいます。
題 目 | 備 考 | 担当教員 | |
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1 | 「流山グリーンフェスティバル」に見る食と緑のライフスタイル | 毎年ゴールデンウィークの5月4日に、流山おおたかの森駅前広場で、「流山グリーンフェスティバル」が開催されています。これは、地域住民と産学官民が連携して人々が楽しく集う交流の場を提供するもので、「都心から一番近い森のまち」をキャッチフレーズとする流山市の自然環境や住環境の良さ、活発な市民活動をアピールする場ともなっています。今年は「Colorful:カラフル/多様性、個性、彩り豊かな」がテーマとなっていますが、このプログラムでは、イベント運営のお手伝い(参与観察)をしながら、25台もの出店が予定されているキッチンカーの調査を行い、その魅力の秘密を探ります。 | 土屋 薫 |
2 | 現代アートを知り、アートイベントを観察する | 中国人2名のキュレーターが企画した横浜で実施されている第8回 横浜トリエンナーレを鑑賞し、国際的に活躍をしているキュレーターおよび芸術家の活動内容、表現を体感し、現代アートおよび制作者の問題意識、主張、表現方法、社会とのかかわり等について考える。また、大型アートイベントを観察し、実際にどのように運営されて いるのかなど、体験、教員の解説等を通じ、現代アートとアートマネージメントの両方について考えます。 | 関根 理恵 |
3 | ラムサール条約登録湿地の谷津干潟の自然とその保全について学ぶ | 千葉県習志野市に位置する約40haの谷津干潟は,ラムサール条約登録湿地に登録され、水鳥をはじ め、ゴカイ・貝・カニ・プランクトンなどたくさんの生きものが生息しています。本研修では、谷津干潟の自然や歴史、干潟の生きものについて理解を深め, 現地での体験学習や隣接する谷津干潟自然観察センターの見学も行います | 佐藤 秀樹 |
4 | 利根運河の歴史・自然散策 | 利根運河交流館のボランティアガイドによる案内の下、利根運河の歴史、文化地形や自然等の基礎的な概要について理解を深めることを目的として実施します。 | 佐藤 秀樹 |
5 | 東京ドームと野球殿堂博物館を見学し、スポーツ公共施設のあり方を学ぶ | 本研修は、東京ドームと野球殿堂博物館を見学し、スポーツ公共施設のあり方とスポーツの歴史を学びます。東京ドームでは、職員の方が選手がプレイするグラウンドやベンチ、新たなグループシートなどを案内してくれます。実際に、選手目線とファン目線でどのような工夫がなされているのかも学びます。野球殿堂博物館では、さまざまな展示物や資料を参考に、日本を象徴するスポーツである、野球の歴史を学びます。 | 野上 玲子 |
6 | アウトドアに関する現在の動きを知る | 本研修は、幕張メッセ9・10・11ホールで開かれるアウトドアにまつわる産業や旅行、ホビー、グッズなどの展示会(東京アウトドアショー2024)を見学することで、国立公園やエコツーリズムに関連が深い、野外活動に関連する現在の状況を広く学びます。 | 中島 慶二 |
7 | 西武グループのレジャー開発の現場と東京都水道局の水源『多摩湖』を視察する | 西武鉄道の所沢エリアのレジャー施設(西武園ゆうえんち・西武ドーム)と、それと関連が深い多摩湖を視察します (レジャー施設へは入場せず、外から見学します)。大手私鉄のレジャー開発が地域活性化に果たしてきた役割について考察します。なお、当プログラムは約2kmの行程を歩きます。集合は西武多摩湖・山口線多摩湖駅を予定し、駅周辺を歩いた後、山口線で西武球場前駅へ移動します。 |
大塚 良治 |
8 | チャイニーズ・ゴットのまつり方:横浜中華街で学ぶ宗教人類学初級編 | 私達の暮らしのなかで、祈るという行為は墓参りや初詣の時くらいかも? 本研修では、「人間にとって祈るという行為は何か」を考えながら、日本最大の中華街、横浜中華街の廟を訪ねます。中国式の祈り方のほか、中国の食文化など、中国文化の解説を行います。日本に息づく異文化の世界を体験しつつ、媽祖と関羽にご利益をねだりましょう。 | 川瀬 由高 |
9 | 鎌倉の伝統文化を学ぶ(漆工芸古典技法実習含む) | 13世紀半ば頃から続く鎌倉の地場産業である「鎌倉彫」。中世都市鎌倉を実際に訪れ、市内の遺跡や文化施設、歴史的建造物などをめぐり、中世都市の歴史を学びます。その後、地場産業を伝承し、現在活躍されておられる専門家から「鎌倉彫」の伝統技術を学びます。同時に、美術館等に収蔵されている中世から伝世している美術工芸作品などを通じて、歴史および当時の文化を学びます。 | 関根 理恵 |
10 | ル・コルビュジエの『輝く都市』のイメージ都市をめぐる | ル・コルビュジエの「輝く都市」のイメージ都市である海浜幕張地区を徒歩でめぐり、人と車が共生できる持続可能なまちづくりを実現する上での課題を考えます。 | 大塚 良治 |
11 | 子ども時代の自然体験(屋外での遊び)をインタビュー調査 |
祖父母世代と親世代のだれか聞きやすい人にそれぞれインタビューし、小学生までの時期にどのような自然体験をしていたかを聞き取ってそれぞれA4用紙1枚にまとめる。遠隔地にいる場合は直接でなく電話でインタビューする。それぞれの世代ごとに自然とのふれあいはどう変わってきたのか。身近な人へのインタビューで体感する。 | 奥山 正樹 |
12 | 食とレジャーの製品開発力について考える--農園リゾートに学ぶ | ニーズ(顧客の要望)とシーズ(商品の価値・強み)をどのように結びつけるか、生活に一番身近な食とレジャーの視点から考えます。ザ・ファーム(千葉県香取市)にて、施設見学・施設利用を行ない、「農園リゾート」という業態の創出とその「今」について、本学OBである田山歩運営本部長から話を伺います。 キーワードはグランピング・イタリアン・サウナとなります。 |
土屋 薫 |
13 | 日光国立公園でプロガイドの自然解説を聞く | 東武日光に朝集合し、バスで奥日光に向かい、光徳温泉から戦場ヶ原、湯川、湯滝まで歩きながら、日本の自然ガイドの草分けである宮地さんによる、国立公園、自然環境の成り立ち、自然保護などに関するインタープリテーションを聞く。 | 奥山 正樹 |
14 | 成田空港(新東京国際空港)を見学し、国際観光について学ぶ | 千葉県成田市の新東京国際空港、いわゆる「成田空港」を見学し、国際観光のあり方について学びます。成田空港は、第1ターミナルからLCC(ローコストキャリア=格安航空会社)専用の第3ターミナルまで存在し、世界各国から航空機が到来し、訪日外国人観光客、いわゆるインバウンド客を迎えると同時に、各国への出発を担っています。 今回のフィールドワークでは、管制塔や出国ブースなど、通常では見学できない場所も見学対象とします。成田空港成立の歴史や騒動についても学び、千葉県に存在する貴重な国際空港のあり方について、理解を深めていただきます。 |
崎本 武志 |
15 | 地元にある運動施設を調査する | 自身の住んでいる市町村にある公共の運動競技施設の調査を行います。事前研修では、自宅の近所の運動施設をGoogle map等で探します。天候等が良い日に実際に現地調査を実施し、施設の種類(陸上競技場、体育館、クラブハウスなど)、各施設の作り、施設周辺にあるもの(トイレ、駐車場、売店など)などを写真やメモにして記録。事後研修では、その施設の良い点、問題点、改善点などをレポート作成し提出してもらいます。 | 末永 尚 |
16 | 「第32回流山ロードレース大会」の運営を支えるボランティアを体験する | 流山市が主催する、「流山ロードレース大会」にボランティアスタッフとして参加します。事前研修にて流山市スポーツ振興課の方々の話しを聞き、当日の大会運営のボランティア参加を通して、地域のスポーツ振興について学びます。 | 末永 尚 |
17 | 国立歴史民俗博物館の民俗展示から現代社会を学ぶ | 国立歴史民俗博物館は千葉県佐倉市にある、日本を代表する歴史・民俗系博物館です。大変広いので民俗と現代の展示を中心に見学します。日本人の生活が戦後の高度経済成長を経てどう変わったか、展示を通じて学習する予定です。 | 阿南 透 |
18 | 「ながれやまスポーツフェスタ2024」を支えるボランティアを体験しよう | 本研修は、「ながれやまスポーツフェスタ2024」にボランティア員として参加します。地域のスポーツ活動を支援し、実際に運営に関わることで、スポーツを地域に根付かせるための取り組みについて考えます。毎年、ニュースポーツなどが楽しめるスポーツ体験会を実施しています。 | 野上 玲子 |
19 | 自分で自分のまちを守る:おおたかの森で学ぶ環境人類学初級編 | 流山おおたかの森駅から徒歩約15分ほどの距離に、「おおたかの森」こと市野谷の森があります。「都心から一番近い森のまち」をうたう流山市ですが、TX開通後の都市開発に伴い、「おおたかの森」の面積 は1/3にまで減少しました。本研修では、流山市を中心に里山ボランティアの育成活動を行っている任意団体『水と緑の探偵団』の代表の方に、市野谷の森の保全活動の歴史と現状についてご紹介いただくとともに、実際に、市野谷の森の散策を体験させていただきます。地域社会における「自然と人間との関係性」について、そして「自分で社会をつくる」という考え方について、理解を深めましょう。 | 川瀬 由高 |
20 | 鉄道博物館を訪問し、鉄道の歴史と文化について学ぶ | 埼玉県さいたま市大宮にある鉄道博物館を視察します。鉄道についての歴史や文化、技術の変遷について学びつつ、鉄道運転のシミュレーションや鉄道模型の巨大レイアウト(ジオラマ)を楽しむことができます。 | 崎本 武志 |