社会学部
人間心理学科
人間心理学科 講師
修士(人間科学)、公認心理師
熊本県出身です。立命館大学文学部心理学科を卒業後、早稲田大学大学院人間科学研究科を修了、学習院大学大学院人文科学研究科博士課程を満期単位取得退学しました。その後、国立研究開発法人理化学研究所テクニカル・スタッフ、江戸川大学睡眠研究所助教を経て、2022年4月より現職。
心の変化は目で直接見ることはできません。ですので、私たちは心の変化を測る“ものさし”を使ってそれを観察できるようにしようとします。そのための一連の手続きが実験で、実験によって心を理解してゆこうとするのが実験心理学です。
実験で初めから予想通りの結果が出る事はあまり多くありません。しかし、そこから新しい事実を見つけたり、アイデアを思いつくことがあります。そこが実験心理学の魅力ですし、その過程を楽しむ姿勢を持つことが大事だと思います。
私が主に研究テーマとしてきたのは認知心理学の記憶の分野です。記憶というと、“どのようにしたら,物事を正確に記憶することができるか”という、記憶の正確性に着目しがちですが、私たちの記憶は意外と曖昧なものです。なので、私の関心は皆さんが“正しい記憶”と信じ込んでいる虚偽の記憶の方にありました。
江戸川大学睡眠研究所で助教として勤務した経験から、最近は睡眠研究についても関心を持っています。最近では、睡眠がもたらす記憶への影響(特に、言葉で説明できる記憶)について、通説に対してやや批判的に検討を行っています。
公認心理師の職責、心理学的支援法、人間心理学特殊講義、心理実習、心理演習、基礎ゼミナールA、専門ゼミナールI
音楽鑑賞です。昔は楽器(ベース)も少し弾いていました。最近は、シティポップと呼ばれる70-80年代の昔のJ-POPを聴いていますが、今は何より子どもの成長を見るのが一番の楽しみになっています。