社会学部
人間心理学科
人間心理学科 准教授
修士(教育学)、公認心理師、臨床心理士
栃木県出身。東京学芸大学教育学部を卒業後、同大学大学院教育学研究科修士課程、筑波大学大学院人間総合科学研究科3年制博士課程に進学しました。その後、東京学芸大学教育実践研究支援センター特任講師、立正大学心理臨床センター助教を経て、2018年4月より江戸川大学に着任しました。また、公認心理師・臨床心理士として、児童発達支援センターでの発達相談や療育、幼稚園での子育て相談、教員や指導員向けの研修講師など、子どもとその周囲にいる大人への支援に携わっています。
「発達臨床心理学」とは、お母さんのお腹にいる時から死に至るまでのヒトの一生涯にわたる発達や変化を理解し、その中で起こり得るさまざまな課題や困難に対する援助方法について、実践的に研究する学問です。また、発達支援、子育て支援、家族支援など、ヒトの発達にかかわるさまざまな事象を取り扱います。
まず、子どもが好きであること、子どもの目線に立って感じたり、考えたりすることが大切だと思います。子どもたちは、大人の目線では気づけないことをたくさん教えてくれます。そのキラキラしたまなざしを間近で見れることは、支援者としての醍醐味です。そして、子どもの発達・成長をご家族や他の支援者と共有できることも魅力の一つです。
特に、幼児期から思春期の子どもの発達や適応に関心があります。子どもたちが自分や相手のよいところを認めたり、園や学校での生活がより充実するためにはどうしたらよいかについて研究を進めています。また、発達に課題を抱える方々が学校や社会の中で、より自分らしく生きるためにはどうしたらよいかについても関心があります。ご家族を対象とした「ペアレント・トレーニング」の実践を通して、当事者の周りにいる方々への効果的な支援の方法とその効果についても検討しています。
現在は、子どもの「攻撃性」を中心に研究しています。攻撃性にもいくつかのタイプがあり、タイプによって考え方や対人関係、心身の健康、学校での適応にはどのような違いがあるのかについて関心があります。その上で、攻撃性タイプに応じた学校ででできる支援プログラムの作成を検討しています。
また、昨今社会的問題となっている「児童虐待」などの子育ての問題にも関心があり、これから親になる若い世代の“親になること”への理解や準備性についても研究しています。
児童心理学、障害者・障害児心理学、心理学的支援法、心理演習、心理実習、基礎ゼミナールA・B、人間心理学特殊講義、専門ゼミナールI・II、卒業研究
旅行が好きですが、なかなか時間をとることができていないのが残念です。最近は、美味しいコーヒーとスイーツを片手に、ほっと一息ゆったりとした時間を過ごすことが好きで、その時間を作るように心がけています。おすすめのコーヒーやスイーツがあればぜひ教えてください。