社会学部
人間心理学科
人間心理学科 教授
博士(心理学)
東京都出身・在住。大学卒業後、民間企業における9年間の勤務を経て、2007年 3 月専修大学大学院文学研究科博士後期課程心理学専攻を単位取得退学。2009年3月博士(心理学)の学位を取得。2009年より関西福祉大学社会福祉学部講師、2014年より関西福祉大学発達教育学部准教授、2018年より現職。明治学院大学、石巻専修大学、関西福祉大学大学院にて非常勤講師を歴任。
人の誕生から、幼児期、児童期を経て青年期へと至るまでに生じる、さまざまな感情や思考、行動などを心理学的に解明し、その成果をおもに教育現場に応用していこうとする心理学の一分野です。
教育心理学や多くの心理学では、人の思考や行動に着目します。そして、なぜ人はこう考えるのか、なぜこのような行動をとるのか、といった疑問を明らかにしていこうとします。ですので、「なぜ?」という疑問符を心の中に持っていると、日頃の生活の中のあちこちに研究テーマを見つけることができるようになると思います。
人の発達段階の中でも特に青年期に関心をもって研究してきました。「青年期」にみられる非社会的・反社会的行動などが、自身の「社会的アイデンティティ」と関連して生じるようになることを、質問紙調査や実験室実験を通して検討してきています。ただ、そうした行動が「青年期」に特有のものとは考えていません。研究の枠を狭めずに、広い視点で物事を見ようとすることを大切にしています。
「集団同一視および行動価が内・外集団の行為者に対する態度および印象に及ぼす影響」共著(2022)江戸川大学紀要 第32号
「犯罪への動機づけおよび対象価が行為者に対する認知的評価に及ぼす影響」共著(2021)江戸川大学紀要 第31号
「少子化に影響を及ぼす心理・社会的要因に関する検討」単著(2020)江戸川大学紀要 第30号
『個人と社会』執筆担当 「心理学概論」(2017)おうふう
「SNSコミュニケーションの顕在化に関する心理機序について」共著(2017)関西福祉大学研究紀要 第20巻
「心理学基礎実験を学ぶ―データ収集からレポート執筆まで」共編著(2016)北樹出版
「若者再考―自己カテゴリ化理論からの接近」単著(2010)専修大学出版局
青年心理学、心理学統計法、心理統計分析、基礎ゼミナールA・B、専門ゼミナールI・II、人間心理学特殊講義、卒業研究 、教育・学校心理学
音楽は聴くのも演奏するのも大好きです。長年オーケストラでオーボエという楽器を吹いてきましたが、最近は仕事(赤穂市)と家庭(東京)との二重生活で、聴くのが専門になりつつありました。3人の子どもたちがもう少し大きくなったら、演奏活動も再開したいと考えています。他にも、車や鉄道など、結構多趣味(のつもり)ですので、色々とお話できればと思います。