心理学があることが選んだ理由です。高校時代の自分の行動や周りの反応などに疑問を持って「心理学」というものに興味を持ったのがきっかけでした。そして、心理学とはどういうものなのか?と考え、オープンキャンパスに行きました。オープンキャンパスでは、先生方がメインで我々高校生に大学での様子や勉強やこと、「心理学」というものについて噛み砕いて教えてくれました。他大学ではない親近感を感じたことを覚えています。そこでの自分の「学生生活」を考えて、江戸川大学を選びました。
4年間を思い返すとたくさんのことがありました。
大学1年生は友達作りや授業の仕方、テストなど初めてづくしの1年でドキドキしながら過ごしたのを覚えています。2年生は1年生で学んだ基礎を活かした勉強内容が多く、「1年生でもっと勉強しておけばよかった!」と思ったのを覚えています。しかし、わからないことをすぐに先生に聞きにいってなんとか乗り越えていました。
3年生はゼミが始まり、流れるように時間が過ぎました。ゼミが始まることで、先生との距離が一層近づきゼミの仲間たちの時間が自分の成長につながっていることが実感できる1年間でした。4年生は、就職活動と卒業論文が主でした。4年間で一番大変⁈だったかもしれません。しかし、先生方や友達が周りに居たこと。それが一番自分の励みになり4年生の一年間を過ごせたと思っています。
江戸川大学での4年間は、孤独を感じませんでした。辛いこともありましたが、先生方や友達がいつも話を聞いてくれる。そんな4年間でした。そして卒業した今でも、先生方や友達は心の支えになってくれています。
研究テーマは「怒り」についてです。
「アンガーコントロール」すなわち、怒りのコントロールについて研究しました。SNSが多くなっている現代、Twitterを使っての怒りのコントロールができるかどうかを考えました。簡単に言えば、イラっとした時に、すぐにTwitterで呟いてもらいストレスが軽減するのか?しないのか?といった感じです。人によってストレス発散の方法は様々ですが、自分の怒りについての考えを文字に起こすことで、状況が整理され落ち着くのではないか?と考えて実験を行いました。結果としては、被験者の数や条件の統制が整わなかったことで、思うような結果は得られませんでしたが、人の感情を考えるきっかけになりました。
現在は大学3年生の時に発達障害のある子どもと関わるボランティアをしたことをきっかけに、発達障害のあるお子さんを療育する職業についています。江戸川大学の心理学科で学んだ人との関わりと心理学の知識は、今の仕事をする上ではとても良かったことだと思っています。
社会学部 人間心理学科
2012年3月卒業
H.D.さん
(2017年4月取材当時)