永名 千紘さんは、群れず、頼らず、いつも自分で探し、考え、決められる人です。物事を少し離れたところから眺め、ユニークな発想ができる人です。好奇心も強く、専門研修には3回も参加。趣味の「駅からハイキング」では、首都圏の街を軒並み制覇。ドラえもんを事例に人とロボットの関係を考察したユニークさは、独創性が求められる近未来社会での活躍を期待させてくれるものでした。
私が江戸川大学に進学するきっかけは、高校生の時に開かれた進学先ガイダンスで、江戸川大学の名前を知ったことにあります。この時は、専門学校の説明を聞きましたが、のちに大学の方にも興味が湧き、オープンキャンパスに参加しました。そこで私のゼミナールの担当である、斗鬼先生を知り、人間とはなんなのかを知る楽しみを知りました。普通に生きて、考えていたら見落としてしまうことを多く発見し、考えると言った文化人類学は、とても魅力的で、面白そうでした。このような考えを持ち、江戸川大学社会学部現代社会学科に入学を決めたのです。
私は大学2年時から一人暮らしをさせてもらっていました。これにより、自由な時間があり、やりたいことを十分にやることが出来た4年間だと思っています。その自由な時間で“街歩き”ということに多く挑戦してきました。JRの駅からハイキングで東京近郊の町を歩き回り、街の特徴を肌で感じ取っていました。この挑戦で得た街を見る力を、大学で参加した海外専門研修でも、発揮できたと思っています。4年間、満足できました。
ゼミでの私の研究テーマは、「ロボットと人間社会」です。現在ロボットは人間を支えるだけではなく、人間を超え進化しています。そこで、ロボットと人間が共存するためには、どんな考え方が必要なのかを、研究していました。
研究テーマのキーワードは、“ドラえもん”でした。人間とは何か、どのような思いを持つのかということを探ってきた文化人類学で、ドラえもんを考えてみました。結果、限りなく人間に近く、ある程度の能力を持つ彼は、ロボットと人間が問題なく共存する未来の理想だという結論に辿り着かせることが出来ました。
私の進路先は、就活応援サイトの主催する合同説明会で興味を持った企業にどんどん応募すると言った方法で決めました。自分が前に出て、活躍できる企業は無いかと、数多くの採用試験に落ちながら頑張り、内定をもらうことが出来ました。
就職を決めた企業の採用試験のグループワークでは、大学で学んだ、文化人類学物事をよく見て考えるということが役に立ち、先に進むことが出来ました。この後に行われた面接では、キャリアセンターでの面接試験の基本の自己紹介の練習がとても役に立ちました。
人に多く会い、人生経験を積み、自分に合った企業を見つけられたと思います。
社会学部 現代社会学科
2017年3月卒業
N.C.さん
(2017年3月取材)