2025.03.27
社会学部人間心理学科の長峯聖人講師(専門分野:社会心理学)の共著『わが国における制御焦点理論ならびに制御適合理論に関する実証的研究』が3月11日(火)に筑波大学出版会より出版されました。
本書は、筑波大学の外山美樹教授が研究代表者を務め、長峯講師が所属していた共同研究グループの長年の成果をまとめたものです。制御焦点という目標志向性(成長・獲得を重視する「促進焦点」と、義務・責任を重視する「防止焦点」の2つに大別)を1つの軸として行われた複数の研究について、論文形式をベースとして体系的に整理した専門書となっています。
長峯講師は第2部 実証研究の「第7章 制御適合が価値に及ぼす影響」を担当し、主に制御焦点と特定の方略・条件との合致が態度や価値の形成に及ぼす影響についてまとめました。
また、「第8章 対人的な制御適合①―他者の存在―」では、長峯講師が第一筆者として執筆した複数の論文(制御焦点と具体的な他者の組み合わせがパフォーマンスに及ぼす影響を検討した研究に関するもの)もまとめられています。