2024.09.09
社会学部現代社会学科の佐藤秀樹准教授(専門分野:環境教育、環境社会活動、農業・農村開発協力)が、公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所発行の月刊誌『都市問題』(2024年9月号)に寄稿しました。
佐藤准教授は特集「都市と生物多様性」において、「持続可能な消費行動への道――生態系サービスの恩恵を未来へ」と題した論文で、都市生活において見過ごされがちな生態系サービスの重要性を強調し、消費行動の変革が持続可能な社会の実現にどのように寄与するかを論じています。
また、消費行動と生態系サービスの関係を解明し、特に都市部の消費者が環境に配慮した選択をするためには、情報提供の充実や政策的支援が不可欠であると指摘。地域コミュニティ、企業、政府が協力し、生物多様性の保全と持続可能な消費行動を両立させるための具体的なアプローチを提案しています。
さらに、佐藤准教授が実践したバングラデシュ・クルナ市での市民参加型生物多様性保全プロジェクトの事例も紹介され、都市と自然環境の共存を目指したグローバルな取り組みの重要性についても言及しています。
佐藤秀樹 准教授