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2024.07.30

国立公園研究所が日本と台湾の国立公園関係者により開催された交流ワークショップに参加

社会学部現代社会学科の中島慶二特任教授(専門分野:環境政策・環境社会システム、国立公園研究所前所長)と奥山正樹教授(専門分野:自然共生システム、国立公園研究所長)が、日本と台湾の国立公園関係者により開催された「日台交流山岳国立公園ワークショップ」に参加しました。

台湾の国家公園関係者を日本に迎えて行われたワークショップの初日、7月21日(日)の開会式では、台湾の国立公園制度の研究を続けている中島特任教授が、日本側有識者を代表して「日本の国立公園の概要」と題する講演を行いました。中島特任教授は講演で、日本の自然の特徴、国立公園の景観の特色、自然公園システムの制度などを解説しました。さらに、近年は「自然再生」「地域の再開発」への方向転換が行われていることや、6月に新たに指定された「日高山脈襟裳十勝国立公園」を紹介しました。講演は、陳茂春国家公園署長をはじめとする台湾側出席者の関心を集めました。

台湾側参加者は、その後、中部山岳国立公園の上高地に赴き現地視察などを行いました。東京に戻って行われた閉会式では、日本の自然公園財団と台湾の中華民国国家公園学会との間で協定が締結され、今後も継続的に交流・協力を進めることが確認されました。