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2024.07.18

現代社会学科・佐藤秀樹准教授が松戸市SDGs推進担当室の職員を招き特別講義を実施

7月16日(火)、社会学部現代社会学科の佐藤秀樹准教授(専門分野:環境教育、環境社会活動/農業農村開発協力)が、担当科目「SDGs概論」に松戸市総合政策部政策推進課SDGs推進担当室の職員を講師としてお招きしました。

松戸市は、2022年5月20日に内閣府から「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」に選定されています。この特別講義では、市民社会におけるローカルSDGsの推進と浸透・定着を図ることが重要な課題と捉え、実際にSDGs未来都市に選定されている松戸市でSDGsを実装している現場担当者の話を拝聴することで、SDGsに対する理解を深め、私たちが取るべき行動を考えることを目的として実施しました。

講演では、SDGs推進担当室の渡士智央担当室長から松戸市の紹介等の挨拶を頂いた後、同室の梶原竜太郎主任主事より松戸市のSDGsモデル事業の取り組みについて紹介いただきました。松戸市では、「Z世代を起爆剤に多様な主体が奏でる常盤平団地エリアのリ・ブランディング」をテーマに、松戸市内の4大学の学生が参加する自治体SDGsモデル事業を展開しています。Z世代の人たちが地域に愛着を持つための仕組みづくりや、市内の4大学に協力をいただき開催される住民参加型イベントの支援、常盤平団地及び団地周辺の公園等に設置されたチェックポイントを巡り、地域の豊かな緑を楽しみながらウォーキングを促す健康プログラム「TOKIWALK」の設置・活用などを進めています。同じ大学生としてつながる部分もあり、多くの受講生は興味深く話を聞いていました。

また、市から提起されたローカルSDGs推進のための課題について、「情報発信の方法」「大学生が一人暮らしをする上で、住みたいまちづくり」「普及啓発を目的としたSDGsグッズの開発」という視点から意見交換を行いました。