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2024.05.07

経営社会学科・南馬越一義教授が監修した異業種コラボレーション商品「TOTONOIマースカレー」が発売

南馬越一義教授インタビュー動画

社会学部経営社会学科の南馬越一義教授(ファッションビジネスコース)が監修した「TOTONOI(ととのい)マースカレー」が好評販売中です。「TOTONOIマースカレー」は、スーパー銭湯発祥の温浴施設「竜泉寺の湯」と、昭和20年発売開始で日本最長寿のインスタントカレー「オリエンタルマースカレー」の異色コラボアイテムです。サウナ飯として親しまれているカレーに、ショウガとシナモンのアクセントを加え、より「ととのう」味わいに仕上がっています。

TOTONOIマースカレー

「竜泉寺の湯」を運営するオークランド観光開発株式会社と、「オリエンタルマースカレー」を製造販売する株式会社オリエンタルは、ともに愛知県に本社を構える企業です。「サウナで名古屋を盛り上げたい」のコンセプトのもとに連携し、レトルトカレーのほかにも、Tシャツ、サウナハット、キーホルダーなどのコラボアイテムをリリースしています。

オリエンタルカレーコラボサウナハットオリエンタルカレーコラボキーホルダーオリエンタルカレーコラボTシャツ

このとてもユニークな異業種間の共同は、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)の地域商社機能を活用して実現しました。大垣共立銀行と株式会社ビームスは業務提携を結んでいます。南馬越教授は、ビームスディレクターズバンクシニアクリエイティブディレクターとして、オークランド観光開発が2022年4月に千葉・流山にオープンした「スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯」のビジネスデザインに深く関わっています。 “スパメッツァ”のネーミング(※1)をはじめ、館内着やスタッフユニフォーム、館内インテリア、オリジナルグッズなど、施設全体にわたるディレクションを手掛けました。

オリジナルグッズには「TOTONOIマースカレー」のほかにも魅力たっぷりのアイテムが並びます。なかでも、「オロポ(※2)」シリーズは語感の良さと字面の可愛らしさもあり、ジョッキ、トートバッグ、パーカー、スウェット、サウナハットなど多様に展開。サウニストの心を掴み、売り上げも好調です。

オロポトレーナーオロポトートバッグオロポパーカー

南馬越教授は、これまでの温浴施設では考えられなかった「買い物」という目的を生み出したこの異業種間の共同について、「ファッションビジネスで磨かれるセンスには、実は汎用性があるのです」と力を込めます。そして、名古屋の食とのコラボ第3弾(※3)となった「TOTONOIマースカレー」のその次の企画を構想し、着手しています。今は「ファッションビジネスの方法論が、全く異なるように思われるビジネスフィールドでも求められている時代」であることを、現在進行形のビジネスの前線に立って自ら示しつつ、「江戸川大学でファッションビジネスを学ぶ学生にフィードバックしていきたい」と抱負を語っています。

※1 「おおたかの森」から、世界⼀サウナの多い国フィンランドの⾔葉で森という意味を表す「メッツァ」と、温泉を表す「スパ」を組み合わせた
※2 大塚製薬が販売する「オロナミンC」を、こちらも大塚製薬が販売する「ポカリスエット」で割った、サウナ愛好者の間で定番となっているドリンク
※3 みそかつで有名な「矢場とん」(株式会社矢場とん)、ウサギとリスのキャラクターでおなじみの「クッピーラムネ」(カクダイ製菓株式会社)とのコラボに次ぐ第3弾

南馬越一義教授

南馬越一義 教授

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