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2024.04.05

情報教育研究所が小学校で三味線音楽プログラミングの授業実践

江戸川大学情報教育研究所は京都府京都市より研究助成を受け、公益財団法人京都市芸術文化協会(伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス)と協働して、伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム「三味線音楽Scratch教材開発」を実施しています。

この実践は、日本の古典芸能を児童生徒に普及するために、「GIGAスクール構想」によって配布されたICT端末を活用して、三味線音楽とプログラミングを融合した教材及び授業実践プログラムを開発することを目的としています。

情報教育研究所の玉田和恵所長、松尾由美講師、重藤暁客員研究員(三味線奏者名:常磐津佐知太夫)は、開発したプログラムを使用し、3月4日(月)に江戸川学園取手小学校の4年生全員を対象に、「三味線音楽Scratch教材」による授業を行いました。

常磐津佐知太夫氏が岸澤満佐志氏とともに邦楽演奏を実演した後、児童は「三味線音楽Scratch教材」を活用して常磐津の音楽を体験し、課題曲「式三番叟」を吟じました。初めて体験する三味線音楽によるプログラミング教材に夢中で取り組んだ児童からは、「非常に楽しかった」「これからも三味線音楽をやってみたい」と古典芸能に対して親近感を感じる感想が寄せられました。