社会学部人間心理学科石橋美香子講師が申請した研究テーマ「乳幼児期の非認知能力の発達ーグリットの萌芽的要因に着目してー」が公益財団法人前川財団家庭・地域教育助成にて、研究助成を受けました。本採択内容は、1歳頃の乳児の注意制御が1歳半頃の幼児のグリット（やり抜く力）を調べる課題と関連するのかを短期縦断的な研究により明らかにすることを目的にしています。

■石橋講師のコメント
私たちの生涯にわたる健康や幸福、社会的な成功や適応感の根幹を成すものには、家庭や地域社会を含む子どもが育つ環境の質が非常に重要であるとされています。近年では、乳幼児期における教育への投資効果の重要性が認識されており、発達早期の非認知能力の様相を明らかにすることは、我が国の将来的課題であると思われます。本研究を行うことは、子どもの学びを育む力を整える環境構成の提案など、日本の家庭及び地域社会の教育支援にも貢献しうる研究であると強く認識し、子どもたちの未来のために研究を進めて参ります。

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