2022.08.26
江戸川大学情報教育研究所が7月29日(金)、「第10回サイエンスセミナー」をオンラインで開催しました。全国各地から教育研究者や⼩・中・高校の先⽣⽅、科学や教育に関心がある⼤学⽣・高校生の参加があり、⼤盛況のうちに終了しました。
第1部「小中高大での実践事例報告」では、様々な学校種を超えた連携に関する実践事例について、熊井允人先生(日本体育大学柏高等学校)、小川裕也先生(柏市立柏第三小学校)、近藤千香先生(東京工業大学附属科学技術高等学校)、重藤暁先生(常磐津演奏家)から報告がありました。
第2部では、⾼校⽣が自分たちで進めている研究について発表を⾏い、発表後には先生方や参加者から、今後の研究発展につながる温かなアドバイスやコメントをいただきました。発表者の高校生からは「他の発表を聞くことで、よい刺激となった」「今回いただいた色々な意見をもとに、今後の研究をしっかりまとめていきたい」等の感想があり、これからますます研究に意欲的に取り組もうとする姿が見られました。参加者の方からも「高校生による研究発表は内容成果ともに驚くものがあった」「試行錯誤されているなかで、生徒達が楽しそうに活動されていることが垣間見えて良かった」「野村先生と生徒とのやりとりは迫力があった」等、高い評価をいただきました。また、当日の発表に対して本学情報教育研究所の玉田和恵所長より賞を授与し、後日、賞状をお送りしました。
さらに第3部では、野村泰朗先⽣(埼玉大学教育学部准教授/本学情報教育研究所客員教授)をコーディーネーターとしてお招きし、「科学的な探究活動~対面だけでいいの?オンラインだけでいいの?~」というテーマでディスカッションを行いました。話題提供として、武善紀之先生(日出学園中学校・高等学校)から「南極からの授業実践」の報告があり、その内容を踏まえて本学情報教育研究所メンバー(玉田和恵教授、八木徹教授、山口敏和准教授、小原裕二講師、松尾由美講師)が中心となって議論を深めました。参加者からは「武善先生の南極での貴重な体験談が興味深かった」等の評価をいただきました。
熊井允人先生(日本体育大学柏高等学校)
小川裕也先生(柏市⽴柏第三⼩学校)
近藤千香先生(東京工業大学附属科学技術高等学校)
重藤暁先生(常磐津演奏家)
武善 紀之先生(日出学園中学校・高等学校)
パネルディスカッションの様子