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2022.05.13

マスコミ学科・江間直美ゼミ生がイベント業務に不可欠な普通救命講習を受講

心配蘇生/胸骨圧迫の訓練

メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科の江間直美ゼミ(コミュニケーションビジネスコース:広報・PR&イベント研究)の3年生が5月5日(木)、流山市北消防署で応急措置の技能講習「普通救命講習」を受講しました。
普通救命講習は、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使い方、異物除去法や止血法等を学ぶコースで、受講目的は、将来イベントスタッフとして業務に就く上で必須となる救急時の応急手当と救命措置に関する知識と技能を身につけることです。
講習内容は、流山市消防本部のご配慮により、音楽ライブやコンサート、演劇、また自治体や企業等のイベント開催時に発生する様々な救急救命の場面を想定して企画実施され、広報・PR&イベント研究への理解を深める貴重な機会となりました。
翌週5月10日(火)のゼミでは、応急手当普及員資格を持つゼミ担当教員から、改めて応急措置の要点説明を受けるとともに、ペットボトルを活用した心肺蘇生法訓練キットを使い胸骨圧迫のテンポを学ぶ練習を行いました。最後に、学内での救急時の傷病者対応のために、キャンパス内のAED設置場所を再確認しました。

AED(自動体外式除細動器)操作の訓練

普通救命講習修了証を掲げるゼミ生

応急手当講習テキストを使った専門ゼミでの復習

ペットボトルを活用した心肺蘇生/胸骨圧迫のテンポ練習

受講学生のコメント

  • 「救命の連鎖(①心停止の予防、②早期認識と通報、③一次救命措置=心肺蘇生とAED、④二次救命措置と心肺再開後の集中治療)のなかで、①心停止の予防は普段から心掛けることが可能なので、自分だけでなく家族や友人にも声掛けをしようと思いました」(3年・青木風花)
  • 「気道に異物が詰まっている傷病者に反応(意識)がある場合の措置は、直ちに周りの人に119番通報を依頼し異物除去を行います。傷病者のお腹から手前上方に向かって圧迫する腹部突き上げ法や傷病者の後から肩甲骨の間を連続して叩く背部叩打法を学べたことは有意義でした」(3年・大久保聡史)
  • 「今まで保健体育の授業などで聞いてきた「胸骨圧迫は約5cm」という感覚が理解できていなかったのですが、今回単三電池と同じくらいの長さだと聞き実感がわきました。1分間100〜120回のテンポが求められる胸骨圧迫には自信があるので、後は体力勝負だなと感じています」(3年・小沼瑞穂)
  • 「傷病者が発生した場に居合わせた人のことを「バイスタンダー」といいます。通学時の駅のホームや路上で、またレストランや学内等でその場に居合わせた際には、普通救命講習を受講した「バイスタンダー」として勇気を持って応急手当を行いたいと思います」(3年・佐藤海結)
  • 「胸骨圧迫を30回×4クール以上繰り返した後はやや息が上がってしまうほど大変でした。これまでAEDを使用した場面に遭遇したことはありませんが、もし遭ったら救急車が到着するまでの間、講習で行ったことを生かして傷病者の命を救えたらと思います」(3年・髙橋彩華、イベント検定資格・PRプランナー補資格保有)
  • 「AEDは完全に心臓が止まった心静止の傷病者には使えないという事実に驚きました。心臓がけいれんした状態の心停止の傷病者の胸に電極パッドを貼り付ける際も胸骨圧迫は継続すべきという点も理解できました。将来イベント業務に就いた際は必ず実践したいと思います」(3年・津田弥蔵、イベント検定資格保有)
  • 「呼吸のない傷病者を救命するにはためらわずに119番通報をし、直ちに心肺蘇生を開始することが結果的に傷病者の命を救うことを学びました。救急車が来るまでの時間は全国平均で約9分。1分1秒を無駄にせず救命のリレーを担いたいと思います」(3年・中野心和、イベント検定資格保有)
  • 「救命時、周りに居合わせた人たちに協力を呼びかける際、「あなたは119番へ通報してください」、「あなたはAEDを持ってきてください」、室内の場合には「あなたは換気のために窓を開けてください」という言葉を投げかける意味がよく理解できました」(3年・藤井夏季)
  • 「体の中に特定の物質が入ることで蕁麻疹(じんましん)や呼吸困難等の症状が出て心停止になるアナフィラキシーの症状の特徴は、初めて特定の物質が入った際には症状がないが、2度目に入った時に激しい症状が出やすいということを学びました」(3年・水野凜人)